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LES FABLES bonjour

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江ノ電の江ノ島駅の近くに、昨年オープンしたビストロです。
こぢんまりとした店にカウンターとテーブル席が2つ。
この前の土曜日に、家族揃ってのバースデーディナーをここで…。

その前に、偵察がてらランチを食べに行きましたが、満足の行く内容にここに決めた次第。
シェフ1人が頑張って、手際よく料理をこなしていく。
こちらによれば、フランスで武者修行したらしい。値段も手頃だし。
Googleの口コミで4.4と高い評価なのも肯けます。
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ここの売りは、なんといっても岩中豚のロースト。
評判のエゾシカもあったけど、この日はこれと穴子をメインにしました。

とにかく、口に入れると脂身が甘い!
岩手県産の有名な豚らしいけど、味がしっかりしていて満足感が違う。
それと料理に合わせてワインをグラスで頼めるのが嬉しいですね。

すぐ近くに有名なイタリアンがあるけど、値段の安さと満足感の高さでは私はこちらに軍配をあげます。あまり有名になりすぎない方が良いな。

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by dairoku126 | 2018-01-29 14:21 | 食べ物 | Comments(0)

『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』松岡圭祐

e0171821_11054020.jpgこの本は、面白かった!

若い頃にはシャーロキアンの研究本を読み漁ったこともあるので、ホームズものにはうるさいつもりですが、実に良く書けている。

シャーロック・ホームズと伊藤博文の出会いからして、「長州ファイブ」としてロンドン留学中に少年時代のホームズ兄弟の危難を伊藤博文が柔道などの日本武道で切り抜けることから始まる。
危機を乗り越えた少年たちを連れて、レモネードを飲んでいるときに井上馨が飛び込んできて、長州が外国艦隊を相手に攘夷を実行したことを知り、二人は急遽帰国。戊辰戦争を経て伊藤博文は新政府で枢要な地位を占めるようになる。

その後、明治政府の岩倉使節団の副使として世界を周遊する伊藤はロンドンでシャーロックと再会するのですが、この時のワトソンとの会話から「まだらの紐」事件の直後だと分かります。
それ以外にも、ホームズ物語(いわゆる正典)からの暗喩があちこちに登場する。

物語の幕開けは、ライヘンバッハの滝でのシャーロックとモリアーティ教授との対決から…。そうホームズの「最後の事件」です。
この危機を切り抜けたシャーロックは、兄マイクロフトの助けでイタリアから船に乗り、日本へと密航。すでに「死者」として世界に居場所がなくなったシャーロックは、横浜上陸後に枢密院議長となった伊藤博文邸で匿ってもらうことになる。

そこで遭遇したのが、大津事件の後始末。
ロシア皇太子ニコライが大津で警備の巡査・津田に切りつけられた事件の裁判で「死刑」ではなく、「無期懲役」という判決を下した大審院は「法治国家・日本」を世界に示すことになるのですが、ロシアは不満で死罪にするように抗議を続ける。
その後の展開は、こちらにあるように時代ミステリーとして満足の行く内容になっている。
本を途中で置くのが躊躇われるほど、一気に読みたくなる出来です。

いやぁ、意外な事実が次々に顕れてきて…。
最後は、「空き家の冒険」から始まる生還後のホームズ物語の幕開けになって行くのですが、ホームズが少年の頃から抱えていた問題=兄マイクロフトに対する劣等感にも似た感情も伊藤博文と事件を解決する中で自覚し、自ら解消するほど心理的な変化が起こっていくのが単なる時代ミステリーに留まらない出来になっているのでしょう。

再び、ホームズの物語を数十年ぶりに読んでみようかと思いました。


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by dairoku126 | 2018-01-28 11:42 | | Comments(0)

誕生日を祝っていただきました。

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1月最後の代官山レザール。
恒例の誕生日のケーキをいただきました。
今年のは、ギターにプラスしてサーフボードまで付いていた!
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寒いですね。
お店に向かう途中、東京はまだ雪がかなり残っていることを確認。
お店に入るなり、ドラムスの瀧澤君の故郷の銘酒が…。
ちょうど塩辛を持って行ったので、良かった。
ブラタモリで紹介された田園調布の蕎麦屋さんの蕎麦味噌も良く合って美味しかった!
演奏をする前に、すでに酔っ払いそうに…(笑)
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昨日は、ピアノがお休みだったので代役にマスミさんが…。
すでに何回か一緒に演っているので、良い感じで出来ました。
神戸から友達のピアニストも来ていたので、この方とも一緒に。
青学の教授もペット持参で遊びに来ていたりと、昨日はピアニストが合計4人。
ヴォーカルの洋子さんのバックもやらせてもらったりと、楽しい誕生日ライブとなりました。

帰りに藤沢駅に入る手前の温度計を見たらマイナスの表示!
それでも、酒が入っていたせいか、それほど寒く感じなかった。
まぁ、防寒対策はしっかりしていったし。
星空が綺麗な夜でした。

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by dairoku126 | 2018-01-26 09:50 | 音楽 | Comments(0)

『ジェームス・ボンドは来ない』『ヒトラーの試写室』松岡圭祐

e0171821_13563919.jpgどちらも映画に関係する実話をもとに小説化されたもの。
実をいうと読んだのは『ヒトラーの試写室』の方が先ですが、先に書かれたのは「ジェームス・ボンドは来ない」の方。
こちらは、仮名を用いている以外は、すべてが実話らしい。
それも、「直島」という瀬戸内海の島を舞台に…。
しかも、ここには2009年に行ったことがあり、しかもブログに書いている。ベネッセハウスに泊まり、地中美術館にも行きました。

物語は、この島でベネッセが説明会を開く80年代から始まります。その説明会の途中で陣痛が起こり、生まれた娘が主人公。
と、舞台はL.A.に飛んでソニーピクチャーとMGM/UAの版権関係の人間同士が非公式にカフェで丁々発止のやりとりに…。
この先、どうなるの?という興味が沸き上がります。
内容は、こちらを読んでいただければあらすじが分かると思いますが、出来たてのベネッセハウスにアメリカ人の作家が泊まり、「007」の物語を直島に書き上げる。
イアン・フレミング亡き後も書き継がれてきた「007」の最新刊です。
さぁ、その作品が映画化されるなら直島が重要なロケ地になるはずだとばかりに浮き足立つ観光協会。主人公の遙香も中学生ながらボランティアで熱心に活動を始め、県庁からも下っ端が派遣されてくる。活動はマスコミにも取り上げられ、署名は8万人を超え、空き家を改装して島には「007記念館」まで建ってしまう盛り上がり。
ページを繰っていくと、ところどころに山陽新聞の記事の切り抜きなどが写真図版で掲載されています。その中で、香川県の副知事が嘆願のため渡米し、L.A.のソニーピクチャーで副社長と面談した折の写真まで載っているのには驚きました。
かなり、本気だったのでしょうね。
そこから、話は急転直下の展開でエンディングまで雪崩れ込んでいくのですが、版権関係を扱ったことがある人なら理解できる複雑な権利関係に翻弄される直島の人々&県庁の役人たち。
イギリスからは秘密裡に権利保持者からの調査員が送り込まれ、権利侵害の有無の調査に乗り出し、そこで見つけたものは…。
これ以上は、ネタバレになるので書けませんが、実に面白い話でした。

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『ヒトラーの…』は、書店で題名を見て、手に取った一冊。
あらすじは、こちらで読んでください。
まさに歴史秘話から綴られたフィクションですが、特撮といえば「円谷英二」と言われるほどに有名ですが、その部下となって働くことになった主人公が日独合作映画の特撮シーンの出来映えに感心したナチスドイツの宣伝相ゲッペルスによりドイツに招聘される。
そこで依頼されたのが「タイタニック」の沈没シーン。
ナチスは全世界にイギリス資本家階級の横暴さと強欲さを印象づけるために「タイタニック」の映画を創ろうとしていたんですね。
このゲッペルスの映画を使っての「戦争」が描かれていくのですが、今様に言うなら「映画がもたらす印象操作」をヒトラーに吹き込み、ヒトラーの賛同のもとに大作映画を創っていく様は興味深い。

いやぁ、どちらも面白い本でした。
この作家も追いかけてみようかな?


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by dairoku126 | 2018-01-25 14:49 | | Comments(0)

早めの誕生日祝をいただきました。

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伊豆のご隠居&サーフガイドのK君から、早めの誕生日祝をいただきました。
モデルカーは以前に息子がプレゼントしてくれたものですが、それに合わせた縮尺のサーフボード。長さは、8'8"で、レッドウッドを会津桐とバルサで挟んだゴージャスなボード。
8'8"は現在、僕が一番使っているボードの長さです。
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この車は初代のコルベット・スティングレー。
あのTVドラマ「Route 66」で使われていた憧れの車でした。
日本での放映は1962年からですから、僕が中学生の時。NHKでしたね。
トッドとバズという二人の若者がルート66号線沿いに旅をして、さまざまな出会いと経験を重ねていくという一話完結型のドラマ。
当時の日本から言えば、夢のまた夢のような設定でした。

しかも使われていた音楽がナット・キング・コールの"Route 66”。曲自体はボビー・トゥループの作曲したブルースですが、ペットのイントロがカッコ良かった。
だから、僕らの年代なら歌詞もほとんど覚えていますし、レザールなどで伴奏をする場合にもブレークする箇所もピタッと当たり前のように出来ます。

そして、もう一つテーマ曲があって、こちらはネルソン・リドルのオーケストラ。
トッドの吹き替えをやっていた故・愛川欽也さんが伝説の深夜放送「パック・イン・ミュージック」でオーケストラの方を良く流していました。
彼にとっては出世作だったので想い出深い番組だったのでしょうね。
それにしても、パック・イン・ミュージックのパーソナリティというのは、凄いメンバーが並んでましたね。ガキが聴く番組じゃないよ。

ということで、テーマ曲ですが実にいろいろな人が演っている。
YouTubeで検索しても楽しいのでは…。
とりあえず、ナット・キング・コールのオリジナル音源です。
   

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by dairoku126 | 2018-01-25 11:49 | 生活雑感 | Comments(0)

雪景色!

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昨日の大雪から一夜明けて、太陽が出て来ました。
ということで、散歩に出ました。
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昨夜の情景ーその1-。
金マサキにも厚く降り積もるほどの、雪の量。
大雪警報が出ました。
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ーその2ー
水草にも、雪がこびりついて美しい景色となっていた。
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川沿いに歩き始めたけど途中で気が変わり。海に出ました。
砂浜も、雪化粧。
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やはり、雪に覆われたビーチを見たいのか、人がいつもより多い。
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ライフセービングのボードを抱えて、海に向かう二人。
元気だなぁ!
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こちらも、ゲッティングしようとショートボードを抱えて…。
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鵠沼橋の歩道橋が、丹沢を観るのにはベストポジション。
丹沢も、初冠雪となりました。
寒さの割には、雪がなかったからね。

雪の上を歩くのは、普段と違う筋肉を使うのでしょうか?
2kmちょっとの散歩でしたが、カラダのあちこちが疲れた。


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by dairoku126 | 2018-01-23 10:53 | 鵠沼 | Comments(0)

『弧篷のひと』葉室麟

e0171821_13244391.jpg小堀遠州という名前は、作事奉行として数々の庭造りの名人として記憶にありましたが、茶人としての側面はこの本を読むまでまったく知らなかった。

これは晩年を迎えた茶人・小堀遠州の回想録。
若き日に千利休に出会い、古田織部に茶を師事しながら、父のすすめで大徳寺の春屋宗園に参禅し、「天下を泰平にする茶が点てたい」という独自の茶の境地を求めて行く様が綴られています。
豊臣から徳川へと天下が回る中で、千利休・古田織部・後水尾天皇、本阿弥光悦、伊達政宗などとのエピソードが語られていく。
義父・藤堂高虎とのエピソードがあちこちに出て来ますが、これがなかなかに良い。藤堂高虎という人を見直してしまいました。

いろいろな話が出て来ますが、僕が好きなのは千利休が切腹前に作り、利休七哲の二人、古田織部に渡した茶杓「泪」を巡る話。
大阪の陣で古田織部が豊臣側に加担したとして切腹になった時に行方不明になり、小堀遠州に探索の命が下り、探し当てたところ織部の娘・琴が隠し持っていた時の話です。

このエピソードでは、千利休が実は切支丹ではなかったか?という仮説に踏み込んでいます。
確かに利休七哲には高山右近、蒲生氏郷、細川忠興など切支丹と関係深い大名が並んでいます。また古田織部も金継ぎなどで十字になる模様を好んだとか…。

題名の「弧篷のひと」は、大徳寺にある弧篷庵の名前。
小堀遠州が春屋宗園から授かった庵号で、「一艘の苫舟」という意味。
「綺麗さび」という武家茶道・遠州流の境地を暗示しているのでしょうね。

なお、葉室麟が茶の湯をテーマにした小説は他には『山月庵茶会記』があります。
読み終わった後の爽やかさは、一服の茶を飲み終わったような心持ち。
ホントに惜しい人を亡くしたものです。

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by dairoku126 | 2018-01-21 14:22 | | Comments(0)

今日は、一色海岸沖まで…。

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夜明けに小雨がパラついたのでしょうか、起きると道が濡れていた。
それでも、寒さにめげずに漕ぎ出しました。
風は、北から北東寄りの微風。
風に押されるように、材木座から葉山を目指しました。
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相変わらず、海は綺麗。
ワカメ漁も始まっているようでした。
雲の具合により、太陽が当たると温かい!
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裕次郎灯台を抜けて、葉山の一色海岸沖へ。
ちょうど正面が御用邸のあたり。
このあたりから風が強くなってきました。
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漕いでさえいれば、カラダが温まって暑いほど。
風が気持ち良く感じるのですが、あまり休んでいると寒くなる。
しっかりと12km以上を漕ぎきったら、カラダがバリバリになりました。

この時期に漕ぎ込んでおけば、温かくなってから全然違います。
早く裸で漕げる季節にならないかな〜。

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by dairoku126 | 2018-01-20 14:45 | アウトリガー | Comments(0)

久しぶりの、ラン!

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先週末にカヌーを漕ぐことが出来なかったので、走りに行ってきました。
予報では、雨が上がって晴れるはずだったのに曇天。
温度も高くなるはずが、意外と風が冷たい。

昨日の雨で湿気があり喉には優しかったけど、走りの方はトホホな感じ。
確実に足が衰えていることを実感させられました。
もっと、鍛えねば…。
ガンガンに漕いでいる時に、足が痙りそうになる時があるからね。
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低気圧の影響か、久しぶりに波があり海の中は人がいっぱい。
大潮とあって、サイズもあり、カタチも場所によっては凄く良い。
もっと温かい時だったら、入るんだけど(笑)
今週末は、漕げそうです。


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by dairoku126 | 2018-01-18 10:51 | スポーツ | Comments(0)

『奇跡の人 The Miracle Worker』原田マハ

e0171821_18094884.jpgまぁ、タイトルからヘレン・ケラー?と思いましたが、この物語は舞台を津軽に置き換えたもの。時代設定は、ヘレン・ケラーに合わせてあって、明治20年の話になっています。
名前もヘレン・ケラーにあたる三重苦の少女が、介良(けら)れん、アン・サリヴァンが去場安(さりば あん)。

明治9年の岩倉使節団が欧米視察時に留学生を伴ったことは知られていますが、この時に9歳で渡米したが去場安が日本に帰国して、使節団の副使だった伊藤博文伯爵から介良男爵の娘を教育してやって欲しいとの依頼で津軽に赴きます。

あらすじは、こちらを読んでいただければ分かると思いますが、ヘレン・ケラーの物語と大きく違うところは当時の日本の家父長制度や女性の置かれた社会的な立場、またボサマと呼ばれる津軽独特の門付けなどで生計を立てる放浪芸人一座に居た津軽三味線を弾く盲目のキワという少女との邂逅と触れ合い…とアメリカでの実話を下敷きに日本ならではの物語に改変し、「#MeToo」で顕在化した女性蔑視など現代的なテーマにまで膨らませている。

最初は、介良れん、去場安という戯れ言のような名前に戸惑いますが、読み進むうちに話の中に取り込まれていくのは、やはり原田マハの筆力なんでしょうね。

物語の冒頭は、昭和29年に文部省の役人が冬の津軽に赴くところから始まります。
戦後、アメリカの占領下で日本の風俗が喪われていくのに危機感を覚えた学者・文化人の提案で法制化されようとしている重要無形文化財の選定に関わってきた学者とともに…。
そこで見た乞食のような老婆に戸惑いながらも、当時最新の録音機で彼女の津軽じょんがら三味線を録音するために。
そして、昭和30年に日比谷野外音楽堂で最初の人間国宝として演奏するキワ。
これが友情の物語の大団円へと繋がって行きます。


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by dairoku126 | 2018-01-15 19:40 | | Comments(0)