『生きるとか 死ぬとか 父親とか』ジェーン・スー

e0171821_10372207.png娘から借りた本。面白くて直ぐに読み通してしまいました。

「人生の、酸いも甘いもつまみ食い」とは、TBSラジオ「ジェーン・スー、相談は踊る」で冒頭に自己紹介をする言葉ですが、この本を読んで「なるほど!」と納得してしまいました。

いまやTBSラジオの看板番組のひとつになった感のある「ジェーン・スー生活は踊る」ですが、これを聞き出してから昼間にTVを見ることがなくなった。ラジオの面白さを再認識してます。

それ以来、地方を旅行する時にもクルマの中では訪れた場所のラジオを聴くようにしているのですが、必ずある人生相談を聴いているとジェーン・スーの凄さが良く分かります。

相談メールに書かれた論点を整理して、分析して応えるなんて相談はどこにもないよ。
時には相談者の思いもよらぬ回答が出て来たり、時には相談者の甘えなどもズバッと切り裂いてしまうことも…。
上沼恵美子の相談は、延々と傷口を舐めているだけで答になっていない。
まぁ、関西ではその方が癒やされているようで、良いのかもしれませんけど。
地方の人が有料でradiko.jpを聴いて相談を持ちかけてくるのも、そんな相談に飽き足らないのかもね。
これは彼女がビジネスの現場で働いていた経験があるから何でしょうね。
企画書を書くように、問題の論点を整理するのは会社勤めで鍛えられるから…。
最初に努めたのが乃木坂のオフィスと書いてあったからEPICソニーに居たのかな?

この本は新潮社の「」に連載していたものに加筆・訂正を加えて単行本に纏めたものらしいけど、まさか「波」に…というだけで驚いてしまいました。
新潮社も時代を読んでいるんですね。

彼女の父親のことは、ラジオの中でもしばしば語られていて「石原慎太郎とナベツネを足して2で割らない」と評しているから、それなりに察してはいたのですが、こうして書かれたものを読んでみると破天荒というか江戸時代の江戸っ子というか…。

それでも「困った父親だけど、好き!」というのが馥郁と匂ってきて、読んでいて安心しました。まぁ、本人としては「溜まったもんじゃねえ」と言いたいのかもしれませんが…。
身内のことを語るというのは、照れくさくもあり、恥ずかしくもあり、ある意味自分をさらけ出すことですからね。まして、年取ってから破産してスッカラカンになってしまった父親の生活資金の面倒を見るなんて、あまり言いたいことではない。

私のことを娘はどう思っているんだろう?なんてことまで考えてしまった(笑)
それにしても、トシを取っても女にモテる男を父親に持つと、娘は大変でしょう。
家族関係のあり方って、人がいるだけあるんですね。

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by dairoku126 | 2018-05-25 11:31 | | Comments(0)


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