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『老いて ますます 明るい不良』嵐山光三郎

『老いて ますます 明るい不良』嵐山光三郎_e0171821_09343865.pngGWが終わったと思ったら、冬に逆戻りしたような天気。
こういう寒暖差の激しいのが、堪えるんだよな。
ということで、ポカポカするようなエッセイを…。

この本のキーワードは、幾つかあります。
「好き勝手に」、「明るく」、「機嫌良く」、そして「やりたいことをやる」。まさに「ご隠居哲学」指南の本でした。

それにしても、編集者から作家になった人というのは、当たり前のことですが人脈が広いし、視野が広い。
最初から作家としてスタートした人と比べて、「編集者」という意識というか、ものの見方が客観的に一歩引いている部分があるんでしょうね。
仕事を通して刷り込まれたものというのは、生涯つきまとうものだと読んでいて感じました。

「ヨルタモリ」でタモリが演じていたジャズ喫茶のマスター・吉原さんのモデルとなった一関のジャズ喫茶「ベイシー」の菅原さんの学生時代からの軌跡が「やりたいことをやる」典型のように描かれていたけど、これは納得!

トルストイの「家出」の話も、さすがに大貴族らしく面白かった。
まぁ、さまざまな人がその人なりの「不良な部分」のエピソードを持って登場するので、読んでいて退屈はしません。不機嫌な天気の時には、機嫌の良いものを読むのに限る。

こちらで、立ち読みができます。
主な内容は…

●人生は宴会である
●生涯不良学習教育
●不機嫌な老人は損をする
●いつ死んだって・・・よくない!
●めざすは明るい老人


お暇なら、読んでみてはいかがでしょうか?



by dairoku126 | 2018-05-09 10:28 | | Comments(0)


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