GWが終わったと思ったら、冬に逆戻りしたような天気。
こういう寒暖差の激しいのが、堪えるんだよな。
ということで、ポカポカするようなエッセイを…。
この本のキーワードは、幾つかあります。
「好き勝手に」、「明るく」、「機嫌良く」、そして「やりたいことをやる」。まさに「ご隠居哲学」指南の本でした。
それにしても、編集者から作家になった人というのは、当たり前のことですが人脈が広いし、視野が広い。
最初から作家としてスタートした人と比べて、「編集者」という意識というか、ものの見方が客観的に一歩引いている部分があるんでしょうね。
仕事を通して刷り込まれたものというのは、生涯つきまとうものだと読んでいて感じました。
「ヨルタモリ」でタモリが演じていたジャズ喫茶のマスター・吉原さんのモデルとなった一関のジャズ喫茶「ベイシー」の菅原さんの学生時代からの軌跡が「やりたいことをやる」典型のように描かれていたけど、これは納得!
トルストイの「家出」の話も、さすがに大貴族らしく面白かった。
まぁ、さまざまな人がその人なりの「不良な部分」のエピソードを持って登場するので、読んでいて退屈はしません。不機嫌な天気の時には、機嫌の良いものを読むのに限る。
主な内容は…
●人生は宴会である
●生涯不良学習教育
●不機嫌な老人は損をする
●いつ死んだって・・・よくない!
●めざすは明るい老人
お暇なら、読んでみてはいかがでしょうか?