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映画「バンクーバーの朝日」

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前から行こうと思っていた映画「バンクーバーの朝日」を観て来ました。
これは1914年から1941年まで、カナダ・バンクーバーで活動していた、日系カナダ移民の二世を中心とした野球チーム・バンクーバー朝日を描いたもの。

「白人至上主義」の人種差別の中で,低賃金と劣悪な労働条件から来る貧困に苦しむ日系カナダ人にとって白人チームと闘う「バンクーバー朝日」は、それこそ一条の光のような存在。肉体的なハンディをバントや盗塁、ヒット&ランなど小技を駆使して渡り合う"Brain Baseball"は、やがて白人の間でも評判となり、白人の中からも賞賛するものが出て来る。
そして、ついに西海岸の白人リーグを制し、頂点に輝く日が…。
しかし、真珠湾攻撃の日から一転して「敵性外国人」として築き上げてきた財産も没収され、収容所に送られる。

全体的に派手な映画ではありませんし、野球映画でもありません。
大きな感動とか盛り上がりもない、淡々とした語り口の地味な仕上がりの映画です。
そんな石井裕也監督の意図を俳優達も理解し、演じているのが良い!

妻夫木聡も良いけど、亀梨和也が結構良い!
勝地 涼も「前髪クネオ」の印象から見事に抜け出しているし、上地雄輔がキャッチャー役ですが堂に行ったキャッチャー振りで亀梨のボールを受けていました。
高畑充希(妻夫木の妹役)も「ごちそうさん」の時より良い感じになっています。

そして妻夫木の母役の石田えり、父役の佐藤浩市、さらに朝日の監督・鶴見辰吾,娼婦役の本上まなみなど芸達者がシブイ演技で若者達を引き立てている。

この映画は、後からジワジワと効いて来そうな…。
by dairoku126 | 2015-01-09 16:24 | 文化 | Comments(0)


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