今日から、JR九州の誇る水戸岡鋭治設計の車両を乗り継ぐ旅が始まります。
まずは、「はやとの風」で吉松まで行きます。
鹿児島中央駅で待っていると在来線の電車が入ってくるのですが、そちらも妙にカッコ良い。
「はやとの風」に乗り込むと、車両の内部は、すべて木を活かしたデザイン。
指定席と自由席とで木目の色とか、椅子のクッションの柄などが変わります。
こちらは、自由席。色調がダークなのと、背もたれなどに細かいスリットが入れていない。
ブラインドも木で出来たもの。
指定席の方は、もっと我々のように年寄りだけかと思ったら、鉄男クンや鉄女サンの方が多く水戸岡鍈治のデザイン力に惹かれて乗っている人も多いようです。
カップルや女性だけという組み合わせも多かったし…。
鹿児島中央駅から隼人までは、錦江湾の海沿いを走ります。
隼人から山に入り、最古の駅舎がある嘉例川など有名な駅では、5~7分ほど停車。
その間に、駅舎の見学や地元の人が売りに来ている名産品などの販売を見て回ります。
嘉例川駅では、観光バスで来た人たちが列車内を見学していたりして、出入り自由というのもおかししい。それでも、荷物が無くならないのだから、この国がいかに「安全な国」かということなんでしょうね。イタリアとかフランスだったらジプシーがワッと乗り込んで、そこらに置いてあるものを根こそぎ持って行ってしまいそうだけど…。
沿線の地域の活性化も図るというJR九州のマーケティングが、ここにも見て取れますね。
九州新幹線の併せて熊本駅や鹿児島中央駅などのリニューアル(最先端の駅ビルに数多くのブランドがテナントとして入っている)も凄かったけど、ローカル線の隅々まで目が行き届いているのは、ホントに凄い!
とにかく乗っていてワクワクするような気分になるのが不思議です。
ヨーロッパをユーレイルで旅した時のようなスペシャルなキモチにさせてくれる旅の始まりでした。