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トニー・ベネット&レディ・ガガ「Cheek to Cheek」

トニー・ベネット&レディ・ガガ「Cheek to Cheek」_e0171821_16392620.jpg御年88歳になったトニー・ベネットとレディ・ガガのデュエット・アルバム「Cheek to Cheek」。
クルマの運転をしていた時に、このアルバムが発売されたことを知り、ついついAmazonでポチッとしてしまいました。だって、聴きたいでしょう。

なんと年齢差60歳のデュエットですが、トニー・ベネットの歌を聴く限り年齢を感じさせません。そりゃ、昔に比べて艶も、ハリも、伸びも衰えていますが…。
"円熟"なんて言葉を通り越した場合、なんて形容すればいいのか?
シナトラが78歳の時に"Duets"というアルバムを残していますが、それと比べても若い!
フランク・シナトラをして「おれの考えでは、トニー・ベネットは音楽業界最高の歌手だ」と評せしめた逸話を持つだけのことはあります。
公式ホームページを見る限り、未だに月に3回程度のツアーを行っているから、まさに健在そのもの。昨年も、東京国際フォーラムで行われた「代2回東京JAZZ」に出演してるし…。

このアルバムは、むしろレディ・ガガの新しい境地を開くためのものなんでしょうね。
もう一段、歌手としてステップアップするための企画として考えられたような感じがします。
それにトニー・ベネットが付き合ってあげたというようにも思えます。
2011年に録音された"DuetsⅡ"でも"The Lady Is A Tramp [with Lady Gaga]"をデュエットしているから、実績はあるんですけど…。トニー・ベネットのリラックスぶりとレディ・ガガの張り切りぶりが好対照を描いていて、そこら辺も味わいのひとつかと。

それにしても、ロッド・スチュワートにしても、ボズ・スキャッグスにしても行き着くところは、スタンダードの曲なんでしょうか?
先日の映画「ジャージー・ボーイズ」でも自分達のオリジナルなスタイルが出来上がるまでのクラブ出演の場面で歌っていたのは「I can't give you anything but love」とか「I'm In the mood for love」のようなスタンダードをちょっとポップスぽく歌っていたりしてましたから、まさに誰もが知っていて、楽しめる曲なんでしょうね。

   
by dairoku126 | 2014-10-05 17:38 | 音楽 | Comments(0)


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