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RIP!ホレス・シルヴァー氏

RIP!ホレス・シルヴァー氏_e0171821_115706.jpg新聞を見たら、ハードバップの発展に尽くしたジャズ・ピアニストホレス・シルヴァー訃報が…。
85歳だったんですね。
プロでの活動を始めたのが僕が生まれた年、1949年というのですから実に長いキャリア。
N.Y.でアート・ブレーキーと出会い、一緒に活動を始めたのが1952年。54年には、名トランペッター、クリフォード・ブラウンを含めたカルテットで名盤"A Night at Birdland"をバードランドにて録音。この2枚組は僕も持っています。
アート・ブレイキー(ds)クリフォード・ブラウン(tp)、ルー・ドナルドソン(as)、ホレス・シルヴァー(pf)、カーリー・ラッセル(b)という面々が文字通り、ホットな演奏でジャズファンを湧かせていたのが、伝わってくるアルバムです。初代のジャズ・メッセンジャーズの歴史的な録音といえるものです。
1956年にグループを離れ、ブルーノート・レコードで数々の名盤を発表。
一番有名なのは"Song for My Father"になるのかな?
それ以外にも、"The Preacher"、"Nica's Dream"、"Opus de Funk"、"Sister Sadie"、"Strollin'"など数々のジャズ・スタンダードを遺しています。
ただし、この人の曲はKeyがD♭だったりして、アマチュアのピアニスト泣かせだったりするんですけど…。
ジャズ史を語る上で、欠かせないピアニストのひとりといえます。
同時に、ラテン音楽、アフリカ音楽、ゴスペルなど幅広い音楽の要素をジャズに持ち込んだ人でもあります。

合掌!

来日した時の印象を綴った"The Tokyo blues"です。
    
by dairoku126 | 2014-06-20 12:40 | 音楽 | Comments(0)


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