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中山道の旅:馬籠・妻籠

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奈良井を見終わったところで、時間がたっぷりと余っていたのでクルマを飛ばして馬籠・妻籠へ。まだ、雨は降り出していないものの、雲が重く垂れ込めています。

木曽川に沿って19号線を下り、途中から馬籠峠に向かいます。
順番から言えば妻籠が手前なのですが、宿が木曽福島なので帰り道に見ることにしました。
馬籠峠を越えると、そこは岐阜県。
峠にさしかかる頃から、フロントガラスにポツリ、ポツリと雨が落ちて来始めたものの、小雨程度。馬籠に着いたらば、大きな観光バスが数台着いたところ。悪い予感がします。
そういえば、奈良井で「あっちは、こっちみたいにゆったりと見てられないかも」と言われたよなぁ。確かに駐車場の規模が半端じゃない。それだけ、人が来るのでしょうね。
ザワついた空気に、すっかり見る気が失せてしまいました。
ということで、妻籠に戻ることに…。
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妻籠の方も、駐車場は半端では無かったけど、幸い観光バスの姿は見えません。
この橋を渡って妻籠宿の中に向かいます。
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山の中の宿場という雰囲気が漂う佇まい。
歩いてみると、最初に感じた以上に奥行きがある宿場です。
お店を覗いていても、親切に受け答えしてくれます。
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和宮が降嫁するときに泊まったという本陣。
和宮の行列は、警護や人足を含めると総勢3万人に上り、行列は50km。
御輿の警護には12藩、沿道の警備には29藩が動員されたとのこと。
それだけの人数の食事から、宿泊までの世話はホントに大変だったでしょうね。
10月20日に京都を出発して江戸に着いたのが11月15日だというのですから、ほぼ1ヶ月になろうという旅程。東海道では過激派の妨害などがあるかもしれないと、山深い中山道を通ることにしたのでしょうが、秋の気配が漂う山道はさぞや過酷な行列になったことでしょう。
本陣から少し行ったところの脇本陣は、明治天皇の休憩所になったとか。
中山道というのは、東海道と並んで江戸時代の重要な交通路だったことが分かります。

雨の中でしたが、ら和宮のことなどに思いを馳せながら石畳の上を歩いていました。
by dairoku126 | 2013-03-15 20:27 | | Comments(0)


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