ヴェニスのサンタ・ルチア駅からユーレイルの旅が始まりました。
出発間際まで、どのホームからローマ行きの列車が出るのか表示されないので、イタリア人以外はかなりイラ着き始めたところ、突然3番線と表示。
その瞬間から、自分の乗る号車に向かって人が動き出しました。
途中までは、順調に走っていたのですがパドヴァの駅で約10分ほど停車。
なかなか動き出しません。結局、フィレンツェには20分遅れで着きました。
タクシーでホテルへ。ティファニーとバーバリーに挟まれたホテルです。
チェックインをして、荷物を置いてから手袋を探しにポンテ・ヴェッキオ方面を目指します。
「Luciano」というハンドメイドの手袋を売っている店は、サイズとデザインが豊富な上にすべて試着させてくれるので、うちの奥さんのように日本でも探すのが大変なほどの小さな手の持ち主でもピッタリと合うものが、ちゃんとありました。それも選ぶのに悩むほど…。
無事に買い物を済ますことができたので、しばし休憩。
ポンテ・ヴェッキオを渡ってピッティ宮殿を目指しました。
おや、こんなところに彫刻が…と思ったら大道芸人。
ピッティ宮殿は、その規模で圧倒してきます。
中庭では、トスカーナ地方名産のワインの試飲会。
お金を払うと引き換えにワイングラスを渡され、それを持って様々なワイナリーのテーブルを回って試飲させてもらう、というシステムのようです。
それにしても、かなりの数のワイナリーが出ていました。全部、テストした人は居るのかな?
宮殿の中の展示は、ボッティチェルリを始め巨匠たちのオンパレードですが、たまたま特別展として「ジャポニスム」をやっていました。北斎や写楽、広重などの版画とならんで影響を受けた画家たちの作品も…。僕はこの絵が、妙に気になりました。
圧巻だったのは、丸山応挙の屏風が2双ほど向かい合わせに展示されていたもの。
フィレンツェで応挙に出会うとは思っても見なかった。
シニョーリア広場から、明日の朝に予約したウフィツィ美術館の方に回り、ホテルからの所要時間を知るためにストップウォッチで時間を計りながらホテルに帰りました。