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節分

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節分というのは、立春の前の日だとばかり思っていたら、実は年に4回もあったのですね。
「各季節の始まりの日の前日」ということらしいのですが、江戸時代以降は特に立春の前日のことをさすようになったらしい。
立春を新年と考えれば、節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて、追儺(ついな)の行事が行われていたわけで、その一つが「豆まき」です。
追儺(「鬼やらい」(鬼遣らい、鬼儺などとも表記)、「儺(な)やらい」とも呼ばれる)とは悪鬼・疫癘(えきれい)を追い払う行事のことで、平安時代、陰陽師たちにより宮中において大晦日盛大に行われ、その後、諸国の社寺でも行われるようになった。
古く中国に始まり、日本へは文武天皇の慶雲3年(706年)に宮中で初めて行われたとか。

源氏物語にも…「心沈んだ一年が終わろうとしていました。幼い匂宮(光源氏の孫)が「鬼やらいにはどんなことをして騒ごうか」と走りまわっていらっしゃいます。
その明るい、愛すべき光のような子供の姿に背を向けるように源氏の君は、正月のご祝儀の品々をあれこれ立派に整えていらっしゃるのでした。」

これが源氏物語の光源氏の終焉です。旧暦では節分が大晦日です。
鬼やらい」は節分の、つまり大晦日の行事でした。「源氏物語」に源氏の君の死は描かれていませんが物語のなかでの死は、この「鬼やらい」の日でありました。
…ということは、今日は光源氏の命日?ちなみに平安時代には、豆まきの風習はありませんでした。豆まきは、室町時代の文献に現れるのが最初。

近くのスーパーに行ったら恵方巻きのコーナーが出来ていました。
大阪を中心とした風習がコンビニ・スーパーの商魂に乗せられて、いつの間にか広まってしまったのは、バレンタインデーやホワイトデーと同じ。
元はどうあれ、何でも生活に取り入れちゃうのは、日本人の軽さというべきか?
我が家では、昔ながらの「いわし」です。

wikiの「恵方巻き」を要約すると…「大阪船場の旦那衆が遊女に太巻きを口にくわえさせるわいせつなお大尽遊びを始まりとする説のほか、豊臣秀吉時代の家臣が出陣の前日に巻き寿司のようなものを食べて大勝利したことに始まるという説、江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味合いで、立春の前日の節分にこの恵方巻の習慣が始まったとされたと言う説などがあるが、元々の「丸かぶり」という言葉から商売繁盛家内安全を願うものではなかったとも言われる。
全国展開は、1989年(平成元年)に広島市のセブン-イレブンが販売を開始し、翌年より販売エリアを広げ、1995年(平成7年)から西日本に販売エリアを拡大、1998年(平成10年)に全国展開をしたことで急速に普及した。
その後は全国のコンビニで販売促進キャンペーンが行われている」
by dairoku126 | 2012-02-03 14:04 | 季節 | Comments(0)


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