「テレキャスの達人」
コーネル・デュプリーが5月8日に肺気腫のために68歳で亡くなったとのこと。
70年代後半にベースのゴードン・エドワーズをリーダーに、リチャード・ティー(kbs)、スティーブ・ガッド(ds)などスタジオ・ミュージシャン仲間で結成した「
Stuff」で、もう一人のギタリスト・
エリック・ゲイルと共にフュージョン・ブームの最先端を走っていました。当時は、喫茶店に入ってもStuffのレコードがよくかかってました。
テキサス出身だけあって、基本はブルース&ソウルですが、うねるようなソロのラインと間の取り方が絶妙で、エリック・ゲイルの間の外し方とも違い、レコードを聴いていても、すぐに分かるという個性タップリのスタイルでした。
これでStuffも存命なのは、
スティーブ・ガッドとリーダーだったゴードン・エドワーズだけになってしまいました。
Stuff解散後も、スティーブ・ガッドを中心にコーネル・デュプリー、リチャード・ティーに加えて、ビル・エヴァンスのベーシストだった
エディ・ゴメスとガッド・ギャングを結成。
サントリーのCMにも出演してます。このギターは、すごく特長がよく出てるなぁ。
<註>このCMを最後まで見ると、「次の動画」というのが出てきますので、そちらをクリックすると1988年に来日した際のピット・インでのライブがあります。
コーネル・デュプリーをはじめ、メンバー全員のプレイ・スタイルや個性が一目瞭然なのが、スーパー・グループと呼ばれた所以なのでしょうね。