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セッションの醍醐味

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冷たい雨にも関わらず、昨夜の代官山Lezardはアツかった。
このところ赤坂サカスでのステージ用の練習ばかりで、ちょいと欲求不満気味だったので、昨夜は僕たちのグループはお休みだったのですが、ベースのK君とガイさん達のグループが演っているとのことなので、お邪魔させていただきました。
店に入った途端に、もの凄い数のお客さんにビックリ!ガイさんの音楽仲間は勿論のこと、来日中だったガイさんのハワイのお友達とか、以前に来てボサノバのギターと歌を聴かせてくれたお嬢さんが専属のピアニストと彼女の友達とか、で席がない状態。
久しぶりにカウンターに座っていました。
昨晩は、お客さんの中でピアニストがガイさんを入れて最初は4人。後で3人も来ましたから、合計7人のピアニストとベース・ドラムが2人、女性ヴォーカリストが2人(ボサの彼女を除いてです)というメンバーが集まっていたので、もう大変。
お客さんの1/3は、なにかしら楽器を弾く人達が集まっていたということになります。
ガイさん達のグループが4曲ほど演ったところで、ベースのS先輩が「疲れた!」というのでドラムだけ残ってもらい、まずはトリオで1曲。その後、ピアノ・ドラムが入れ替わって2曲。
ここで、ボサノバの出番となり、5曲ほど聴かせてくれました。
カウンターの裏で話をしながらタバコを吸っていたら、ママがケーキにロウソクを差し始めました。実は、サプライズで誰かの誕生日パーティだったらしい。
そのうちにガイさん達が”There will never be another You”を演奏し始めたので、ママが「ダイロクさんも入ってらっしゃいよ」というので曲の途中から参加させてもらいました。
曲が終わったところで、ガイさんがHappy Birthdayの曲を始めました。
女性ヴォーカル陣も声を揃えて歌い始め、無事にローソクを消し終わったところで、「もう一つあるから!」とママが叫んで、別なケーキにロウソクの火をつけ始めました。
こちらは後から来た東大ジャズ研卒業の大学教授の分。
小さなシューの重なったケーキで、ママが演奏中の僕の口に一つシューを入れてくれました。
この後は、もうセッション・タイム。次々にピアニストが登場して、曲名を言っては演奏を始めます。演奏慣れしている曲もあれば、知っているけど演ったことがない曲(コードはiPad のiRealBookがあるので出てきますが…)、演り始めてから「どっかで聴いた曲だなぁ」と思いつつ演奏したりしていました。John Coltraneの「Moment's Notice」なんて、その最たる曲。面白いコード進行なので家に帰ってから調べたら、ギターではラリー・コリエルが演ってました。楽譜を見ると、メロディはシンプルなのですが、コード進行がちょいと面白い。
一緒に演ったピアノのS君(大学の後輩だということが話をしていて分かりました)も、面白い曲を持って来てくれたものです。
セッションというのは、レギュラーメンバーで演るのとは違った緊張感があって、上手く行くこともあるし、ゴメンナサイ状態になっちゃうこともあり、とても鍛えられるものなのでジャズを演るからには避けて通らない方が良い!むしろ、積極的に武者修行のつもりで演った方が自分のためになります。(相手は、どう思っているかは知りませんが…)
…ということで、ここに良く登場するM女史のピアノ・トリオを聴きながら、帰宅の途につきました。あぁ、面白かった!

プルメリアが冷たい雨に打たれている様子を見ると、なんか可哀想。季節的には、少し速いけど、家に入れてやろうかしら。まだまだ、新しい花の蕾が出てきています。
by dairoku126 | 2010-09-28 14:50 | 音楽 | Comments(0)


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