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旅の雑感ーその1ー

旅の雑感ーその1ー_e0171821_1445415.jpg*「田園まさに荒れなんとす」
鵠沼近辺では、あまり見かけないのですが、西日本では道路端にセイダカアワダチソウが群生しているのが目につきました。最初は「菜の花にしては季節が?」と思っていたのですが、そのうちにセイダカアワダチソウということが分かりました。このアメリカ原産の植物はアレロパシーという物質を持っていて周囲の植物の成長を抑制するという化学物質を出すそうです。もっとも、それによって自分自身も抑制されてしまうそうなんですが…。
明治時代に観賞用の切り花にするために移入されたらしいのですが、蜂蜜をこの花から取るために養蜂業者が拡大したのが大繁茂の原因ともいわれています。しかし、他の植物を駆逐するように繁っているのを見ると、なぜか不気味な感じがしました。
特に、山間の地の休耕田は、セイダカアワダチソウの畑ではないかと思われるくらいに背丈が高くのびて「農業の荒廃」を象徴しているような感じがしました。
人の手が、ちゃんと入っている場所では見かけないことも一因だとは思うのですが…。
*川の「たたずまい」が違う。
これは初日に彦根から安土に向かう時から感じていたのですが、川の風景が穏やかなんですよね。コンクリートでガッチリと護岸された川ばかり見ているせいかもしれませんが…。
その後も、ドライバーズシートから見る川の景観は穏やかな印象のものが多く、目を休ましてくれました。つらつら考えると、流れのすぐ側まで草や木が繁っているのですよ。
あるいは川の中に洲が出来ていて、そこにも木が根を下ろしていたり、草が自然堤防のようななっていたりと、水と植物が非常に近いところにあるからなんですね。
川幅がゆったりとしているせいもあるのでしょうが、「土木国家」という無機質な感じがしなかったのが救いでした。
*プリウスとインサイトがやたらと目につきました。
2日目の京都から彦根までのドライブ辺りから、この2台の車が多いのに気が付きました。
その代わり外車というか輸入車は、めっきり少なくなりましたが…。
エコ意識が強いのか、エコ減税が功を奏したのか?ホンダが来年3月期の収益を上方修正したのも分かるような気がします。観光地の駐車場でも、とくにプリウスが新型・旧型を問わず多かったようにも思います。広島に近づくにつれマツダの車が増えたのは、土地柄のせいなのでしょうが…。
*軽自動車は、必需品。
それと一般道を走っていて軽自動車が増えるのは、公共交通機関が少ないところでは軽自動車が自転車代わりなのでしょう。ちょっと買い物に行くとしても、10kmくらいは走らないと何もない…というところが多かったので…。家の敷地も広くなるし、子供は別として一人一台は無いと身動きが取れなくなりそうですから…。僕が転勤で行っていた福岡にしろ、名古屋にしろ、ちょっと遠くから通っている社員(特に女性)は家の最寄り駅の近くに駐車場を借りて、自宅から駅まで車で通勤している人が多かった。
*大きなモールが、各地にある。
これはNTVの「秘密のケンミンSHOW」でもやっていたのですが、県単位で大きなモールというかショッピングセンターがあるのですね。昔は近くに万屋(よろずや)的な店があったのでしょうが、それに取って代わったのでしょうね。
鵠沼でも僕の小さい頃はありましたもん。何でも売っている店が…。
そこに無いものは取り寄せて貰うことになるのですが、手間もかかるし、当然待たなければ手に入らない。昔は我慢できた、その「待つ」という時間が時代のスピード化とともに我慢できなくなってきたのでしょう。ワンストップで何でも手に入るモールがあれば、これにこしたことはありません。
その規模たるや、ここら辺のモールとはサイズが違います。見て歩くだけで、3時間くらいはかかりそうなのが各地にありました。駐車場の敷地だけでも、ここら辺のモールより大きいくらいでしたね。
by dairoku126 | 2009-10-28 15:28 | | Comments(0)


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