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桑原さんを、偲ぶ会。

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桑原さんが、突然に逝去されたのが9月のこと。
その時の気持ちは、ブログにも書きました
桑原さんとは退職しても、付き合いがいろいろとあった。
その中で、”黒アロハ団”と称して、世界的なプロのヨットレーサー、マガジンハウス社を脱藩した編集者などとの交流がとても楽しく、話のタネが尽きなかった。
そもそも、この集まりはタイガー・エスペリの”カマクラ”プロジェクトに端を発しているのですが…。
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やはり、いつも集まっていた”江之島亭”は欠かせない!ということで、江ノ島に向かいます。12月だというのに、前から歩いて来たインバウンドの方は半袖だった。
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残念ながら、富士山は隠れてしまっている。
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せっかくなので、辺津之宮から順番に奥宮までお参りしてから江之島亭へ。
島の中はインバウンドの方達が溢れていました。

約束の12時に行くと、江之島亭の前でヨットレーサーのN村さんがすでに到着して、待っていてくれた。
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マガジンハウス脱藩者のN岡君は、小田急の安全確認で遅れていたので30分ほど遅れて到着。
まぁ、それからよく話し、よく呑んだ!
僕も生ビールを2杯に、グレープフルーツサワーを3杯!

初めて知り合ったのが、ホクレアが日本に来る前ですから、かれこれ20年も経つのでしょうか。
なぜか、その時の気持ちに直ぐに立ち返るから不思議な集まりです。
みんな年だけは取ったけど…。
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日が傾いてきたので、そろそろお開きに…。
江ノ島の裏側の道で島を下ります。
いつの間にか、富士山が姿を見せてくれていた。
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橋を渡って片瀬方面へ。
江ノ島の”シーキャンドル”を見に行くのか、この時間になっても橋を渡って江ノ島に向かう人が絶えない。
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そして、2軒目は桑原さんと良く行った”Diego bu The River"へ。
日が落ちるのが早いから、すでに暗くなっていた。
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ここでも、また呑んで、話して…と、とにかく話が尽きません。
12時に集まり、ここを出たのが19時少し前。
このメンバーだと、いつもこうですけどね(笑)
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江ノ島の真上にあった月が、これだけ傾いて居たのには驚きました。
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片瀬江ノ島駅もライトアップされていて、時々色が変わります。
来年の再会を約して、僕は一駅目の鵠沼海岸で下車。

とても、良い供養が出来たと思います。
桑原さんを偲ぶというより、桑原さんも参加していたのでは…と思えてならない。



# by dairoku126 | 2024-12-06 10:08 | 友人 | Comments(0)

『予告された殺人の記録/十二の遍歴の物語』ガブリエル・ガルシア=マルケス

『予告された殺人の記録/十二の遍歴の物語』ガブリエル・ガルシア=マルケス_e0171821_21401740.jpg百年の孤独』を読んだ後に息子から「ガルシア=マルケスの本は、ほとんどあるから買わなくて良い」と言われて居たのですが、『予告された殺人の記録』を読みたくて文庫本を買ってしまった(笑)のはブログに書いた通り。

その直ぐ後に、息子がこの本を持って来てくれました。
『予告された殺人の記録』の方は、すでに読んでいたので「十二の遍歴の物語」の方を読みました。
まずは「緒言」として「なぜ十二なのか なぜ短編なのか なぜ遍歴なのか」と題して、この短編集を書いた動機や経緯などを述べている。

それによると、この短編は18年間にわたって新聞のコラムや映画の台本、連続TVドラマ、インタビュ−で語ったものなどを書き直して短編集として出したこと。
思いついたテーマをメモにして鞄に入れて持ち歩いていたら、2年間で64のテーマに膨らんでいたこと。その64のテーマを絞りに絞って行ったら、12になってしまっていたこと等々。

ヨーロッパに来たラテンアメリカ人の身に起こるいろいろと奇妙なできごとについて書く良い出発点になるのではないか…という着想をカタチにしたもの。

そして、書き終えた後に各短編の舞台になったヨーロッパの諸都市を、自分の過ごした時代の記憶を確かめたくて20年後に偵察旅行に出かけたところ、いずれの都市も似ても似つかぬものに変わっていた。
ただ、偽物の記憶の説得力があまりにも強いため、幻滅とノスタルジアの間の境界線を見極めることが出来なかった。
でも、それが解決法となって「時間の中の遠近法」(年月の経過によってのみ得られるもの)として、すべてを描き直していき、自分が書きたいと思っていた短編集を書くことが出来た!と語っている。

そのせいか、それぞれの物語が面白いだけで無く、不思議な魅力を持っている。
ジュネーブ、パリ、ローマ、バルセロナなどを舞台に、ラテンアメリカ人らしい「祝祭」感に溢れた行動や性癖がもたらす「認識の不一致」や「文明観」などアンバランスな感情などが、これでもかという具合に描かれているのを読んでいると幕末から明治初期に海外に渡った日本人もこうだったのでは…と思えるほどでした。

さらに、おまけとしてガルシア=マルケスの「ノーベル文学賞受賞記念講演」というのも、この作家の描きたかった世界の理解には役立つかも…。

# by dairoku126 | 2024-12-04 16:37 | | Comments(0)

『狙われた英国の薔薇 ロンドン警視庁王室警護本部』ジェフリー・アーチャー

トントン拍子に出世を遂げているウィリアムですが、今回はなんと王室警護という任務に就きます。

直属の部下を引き連れて、腐敗の噂がある王室警護の部署に乗り込んで内偵を繰り広げるのですが、腹心の部下・ロス警部補はダイアナ皇太子妃の専属警護官に任命されてダイアナ妃に振り回される日々。

お忍びでナイトクラブ・ライフに耽るダイアナ妃の警護を任され、その遊びが次第にエスカレートして国家を揺るがしかねない事件に巻き込まれて行く。

この王室を舞台にしたのは、サッチャー内閣の一員としてダイアナ妃や王室との交流をもったアーチャーでなければ書けないもの。
かつての経験を見事に警察小説に活かしたのは、「転んでもタダでは起きない」ジェフリー・アーチャーの面目躍如といったところでしょう。
面白くて、途中で本を手放すのをためらうほどでした。

「巨匠アーチャーだから書ける英国王室×警察小説。ダイアナ妃に陰謀迫る! 全英1位シリーズ最新刊。〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ第5話

警部ウィリアム・ウォーウィックは極秘指令のもと、ロンドン警視庁内で王室警護を担う部署の腐敗を暴く任を受ける。警護官たちは特権を笠に着て、やりたい放題を続けているらしい。一方、ウィリアムの腹心ロスは、かのダイアナ皇太子妃の専属身辺警護官に任命される。
やがて華やかな任務の陰で、国家を揺るがす陰謀が差し迫り――。
王室を知り尽くす著者ならではのシリーズ最新作!」…とありますが、エリザベス女王まで登場してくるとは思わなかったし、すでに故人となったダイアナ元皇太子妃のスキャンダルとも思える話を書いて大丈夫なのか?と心配になるほど。

日本の皇室を舞台に、こんな小説は誰も書けないよね。
そこら辺が、イギリス人の王室との付き合い方なのかもしれないけど。

リビアのカダフィ大佐が健在な時代での話ですから、物語の冒頭でもロシアに向かうリビアのテロリストの乗ったプライベート・ジェットがロンドンの空港に給油のために降り立ったところを逮捕するのにウィリアムのチームが一翼を担い、見事に退歩してロンドンの刑務所にぶち込むという話が出来てきます。

そして、その刑務所には第4作で退歩したフォークナーも一緒に収監されており、最初からの仇敵・フォークナーも刑務所内から策謀を続けている。
しかし、彼の弁護士としてウィリアムの邪魔をし続けてきたブース・ワトソンが奇妙な行動を取り始めるのも意外なこと。

そして、ウィリアムの妻・ベスがフィッツモリーン美術館に辞表を叩き付け、新たなビジネスにフォークナーの妻と乗り出すというおまけまでついてくる。
まぁ、これがすべて最後には収束していって物語の展開が、さらに興味を誘うものになっているのは「稀代の譜トーリーテラー」アーチャーならではの手腕なんでしょうね。
次回作がどうなるか? 今から、楽しみです。

# by dairoku126 | 2024-12-03 21:36 | | Comments(0)

対抗戦2024:早稲田 vs. 明治

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100回目の早明戦は、僕の予想に反して凄い試合になりました。
それだけ、明治のスピリットが素晴らしかった。

早稲田大学 27-24 明治大学

最後の最後まで、どちらが勝つか分からない展開になったけど、最後は早稲田が守り勝った。
ロスタイムで明治大学がチャンスを作り、果敢に攻め立てたけど及ばず。
ラインアウトモールを早稲田が見事に防ぎましたね。

どちらも、SOは1年生という早明戦も珍しい。
早稲田SOの服部君はずっと見てきたけど、明治は1年生の萩井君を起用。
慶明戦ではリザーブで、後半22分から登場してきたから大舞台は慣れているだろうけど。
まぁ、昨冬は桐蔭学園で花園の大観衆を前に試合をしてきたから度胸もあるのでしょう。

やはり、早明戦というのは独特の緊張感があるのでしょうね。
これまでキックミスをしたのを見たことがない服部君がタッチキックを何度もミスしていた。

明治は原点ともいえる「前へ」を前面に押し出して、FWが激しく前に出る明治らしさを取り戻していたのが、これだけ競った試合に持ち込めたのでは…。
早稲田が前半だけでペナルティを7つも犯すというのは、珍しい。
試合を通して明治の方が反則が少なかったのは、それだけ早稲田が必死に止めに行った証しでしょう。
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それでも、試合巧者の早稲田ですね。
得点を奪えるチャンスが来れば、きちんと点を重ねて行く。
特に矢崎君がトライを奪ったシーンは、素晴らしかったディフェンスの予想もしていないところから走り込んでスンナリとトライを奪いました。

やはり、早稲田はアタック・ディフェンス共に鍛え抜かれた…という形容がぴったりの試合をして勝った!というべきなんでしょうね。
服部君や田中君という1年生タレントは攻撃でこそミスをしていたけど、守りはミスしなかったもんな。ロスタイムでの明治の逆転トライを防いだのも、この2人。

早稲田は17年ぶりの対抗戦での全勝優勝。

さぁ、大学選手権でどうなるか?
帝京大学も早稲田に敗れたところから原点回帰をして、一皮むけたチームになってきたし…。
筑波が青山学院に敗れてから大失速して6位に転落し、青山学院が立教を3点差で破って対抗戦5位で大学選手権に30年ぶりに出場を決めたのもニュースなことです。

慶応は日体大に50−0と勝ち点を伸ばして4位で終了。
リーグ戦2位の東洋大と12/14に秩父宮で対戦です。


# by dairoku126 | 2024-12-02 15:32 | ラグビー | Comments(0)

ジャンクなコンディションでした。

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ここ数日間、吹き荒れた南風が西寄りに変わって、ジャンクながらも何とかカヌーを出せる状態に…。
おかげで、富士山がクッキリです。
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ということで、出艇前のリギングは普段よりも慎重に…。
アマヤクを少し外に出して、安定性を図りました。
わずか数cmのことですが、これで随分と変わる。
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波打ち際はハードに割れていたので、沖に出てから中に入った水を掻き出しました。
こうして見るとフラットに見えますが、結構うねりの高さはあった。
なので、風上に20分上がって、そのまま戻るを2回繰り返しました。
アップウィンドとダウンウィンドの漕ぎ方の、良い練習になりました。
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2度目が終わって、戻ってきたカヌー。やはり、水がかなり入っていた。
明日の練習のために、2艇を浜置きにして戻りました。
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そして、今日のモグモグタイム。
今日も、バラエティ豊かな取り合わせ。
インドのお菓子がずーっと売れ残って居るのは、不思議な香料の味がするから?
韓国海苔と胡麻油のせんべいは、すぐに売り切れた。

ずーっと気を張ってステアをしていたから、今頃になってカラダがバリバリしてきました(笑)
今夜は、お風呂の後に入念にストレッチをしないと…。
明日から、師走ですね。ホントに一年が速い!

# by dairoku126 | 2024-11-30 14:58 | アウトリガー | Comments(0)