アートな、一日。ー番外篇ー

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久しぶりに浅草を歩いていると、和服姿が目立ちました。
なぜか和服姿の人達の側を通ると聞こえてくるのは、中国語。
どうやら貸衣装で浅草観光というのが流行っているらしい…。
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こちらの集団も、中国語でした。
日中関係とは関係なく、愉しんじゃっているようですね。
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今日のお昼は、ここ。なにかと評判の弁天山美家古寿司
福岡の吉富のオヤジにも薦められましたが、僕は吉富の方が美味いのでは…と感じました。
確かにしっかりと仕事をしてある寿司屋さんですが、期待が大きすぎたのかな?
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こちらは、娘夫婦が良く行くらしい「ロッジ赤石」。歩き疲れたので珈琲を飲みに入りましたが、ホントは昭和チックな喫茶店の洋食が売りだとか。
今度は、メシを食べてみようっと。

ついでに、伝法院の庭が一般公開しているというので見ることに…。
庭に入る前に、大絵馬も公開とのことなので、まずはそちらから。
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大絵馬というのは、確かに大きい。
浅草寺の建物自体も大きいので、大きくないと見上げても何があるのか分からない。
幕末の「三舟」と言われた勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の書を三枚並べてあったこともあるんですね。歌川国芳が絵を描いたものもありました。

伝法院の庭は、新緑で気持ちが良かった。
ここは、日本人よりもフランス人が多かった。
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彼らは、こういうところが好きなんでしょうね。
池をグルッと回ると、五重塔とスカイツリーが空に並んで居るのも乙なもの。

いやぁ、良い一日でした。
たまには、こんなアートな日があっても良いもんだ。


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# by dairoku126 | 2018-04-19 21:26 | | Comments(0)

アートな、一日。ー浅草篇ー

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京橋から銀座線で浅草へ。
駅を降りたときから、外国語だらけ。相変わらずの人気スポットです。
浅草での目的地は、アミューズ・ミュージアム。
ここで、「BORO」という展覧会が開かれています。
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青森の山村、農村、漁村で、”ぼろ”と呼ばれて使われてきた衣服や布の数々が…。
何代にもわたり布を再生したり、継ぎ当てをして使われてきた”BORO着物”。
細かな刺し子で重ね合わせ、古くなりすぎた麻は芯として綿のように衣服の中に使われています。
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そんな貴重なコレクションが一堂に展示されて居ますが、すべて自分の手で触って確かめることが出来ますが、見るほどに、触るほどに、どんな端切れでも大切に扱ってきた”暮らし”が感じられます。まぁ、ある意味で”切ない”ほど。
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これは、素敵な柄でした。
裏地まで細かな刺し子で、しっかりと布地を支えている。
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これは鮭の皮で作った雪沓。
このような靴で寒さを凌いでいたのですね。
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この服も素敵でした。
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このような衣装に注目したのが、黒澤明監督。
「夢」を撮影するときに、衣装担当の長女・和子さんがコレクターの田中忠三郎さんを訪れて”BORO”に似た衣装を作成したとか。
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こちらに「夢」の撮影風景が展示されてました。
今日は、よくよく黒澤明監督に縁がある日のようです。
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このアミューズ・ミュージアム、展示スペースの上に展望台があり、そこに上がる階段には安藤広重の「東海道五十三次」の版画が順番通りに並べられていました。
こんなアングルで浅草を見ることが出来るのは、ここだけでしょう。

このミュージアムは、この展覧会の終了をもって閉館するとのこと。
惜しいですね。


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# by dairoku126 | 2018-04-19 19:25 | | Comments(0)

アートな、一日。ー京橋篇ー

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都内で開かれている展覧会で気になるものが、二つほどあったので出掛けて来ました。
その一つが、国立映画アーカイブ(旧東京国立近代美術館フィルムセンター)で開かれている黒澤明のポスター展
これは、各国で映写された黒澤映画のポスターを集めたもの。
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それぞれの国で、黒澤映画のどんなところに注目しているのか?
そんなことが伺われる面白い展示でした。
左の奥は、カンヌ映画祭のポスター。
黒澤明の「乱」が注目を集めていたのでしょう、映画祭のポスターが黒澤明が書いた「乱」のコンテ画です。
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特に面白かったのが、ポーランドでのポスター。
同じ「デルスウザーラ」でも、左のような象徴的なポスターになっています。
右は、ロシアでのもの。
これはロシアとの共同制作でしたから、具体的な感じになっています。
同じ東欧圏でも、これだけ違う。
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これは、「蜘蛛巣城」のイタリアでのもの。
イタリアのものは、なんとなく昔の映画館の劇場看板の匂いがします。
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これは「隠し砦の三悪人」。
左がイタリア、右上がデンマーク、右下がポーランド。
ね、ポーランドのは象徴的でしょ。
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同じ「七人の侍」でも、これだけ違う。
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これは、ドイツ版です。

同じ映画でも、これだけ違うポスターになるというのは実に面白い。
よくぞ、これだけ集めたものです。

すっかり満足して、次は浅草へ。

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# by dairoku126 | 2018-04-19 18:15 | | Comments(0)

追悼、加藤廣さん。

e0171821_10311960.jpg作家の加藤廣さんの訃報を新聞で読みました。
金融ビジネスの世界で要職を重ね、75歳にして作家デビューを果たしたという経歴の持ち主。

「本能寺の変」を題材に、「信長の棺」、「秀吉の枷」、「明智佐馬助の恋」という「本能寺三部作」をはじめ、時代小説に独自の解釈で挑んだ作家でもあります。
史実とは違うのでしょうが、それはそれで面白かった。

「信長公記」の作者・太田牛一とか前野将右衛門など、歴史的には比較的地味な存在にスポットライトを当て、新しい「切り口」の「本能寺」像を創り出した独創性には感心しました。
金融畑で地道に精進を重ねて来た著者の来歴とも重なる部分があるのかと…。

またまた、面白い作家を喪った気がします。

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# by dairoku126 | 2018-04-18 10:59 | | Comments(0)

『ジパング島発見記』山本兼一

e0171821_15090047.jpg大航海時代に日本に来たヨーロッパ人の視線から見た日本。
まさに、ヨーロッパ人によって「発見」された戦国末期の日本を描くというアプローチで描かれた時代小説です。

彼らにとって、日本人というのはインド人は中国人とも違う、奇妙奇天烈な存在だったのでしょう。
イエズス会の神父、ルイス・フロイスが認めた「日本史」はもとより、ザビエルの書簡など丹念に資料を漁って書かれた短編集です。

登場する人物は、歴史の教科書でもお馴染みの7人。
1543年 種子島に鉄砲を伝えたポルトガル人、ゼイモト。
1544年 ポルトガルの冒険商人、ホラ吹きの異名を持つピント。
1549年 イエズス会のフランシスコ・ザビエル。
1552年 大分に慈善施設を作ったイエズス会修道士アルメイダ。
1563年 日本語も習得したイエズス会神父、ルイス・フロイス。
1570年 布教長として赴任したイエズス会のカブラル。
1579年 ローマ法王の巡察使として来日、信長から遣欧使節を託されたヴァリニャーノ。

7篇の短編の前にはルイス・フロイスの簡単なリードが付いていて、これから始まる物語の前振りをしている。なかなかに、新鮮な切り口の時代小説でした。

僕が読んだ範囲では、このアプローチで書かれた小説は、辻邦生『安土往還記』だけですね。
こちらは織田信長の凄烈な生き方を、宣教師を送り届けてきた船乗りを語り部として描いたもので、僕が20代の頃に読んで強烈な印象を受けたものです。
良い機会だから、もう一度読んでみようかな?

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# by dairoku126 | 2018-04-16 15:39 | | Comments(0)