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浅田次郎「新選組」三部作

浅田次郎「新選組」三部作_e0171821_1353544.jpg浅田次郎の「壬生義士伝」「輪違屋糸里」「一刀斎夢録」の新選組三部作を読み終わりました。
さらに全部読み終わったら読もうと後回しにしておいた「浅田次郎新選組読本」というのまで読んだら、どうやら当初は三部作にするつもりは無く、「壬生義士伝」と「輪違屋糸里」の2冊で完結するつもりだったようですね。
この「読本」では最初の2冊しか扱ってません。

それにしても、この三部作は幕末の徒花組織「新選組」を扱った本としては、それまで描かれてきたものとは視点をガラッと変えた新鮮なもの。

近藤勇や土方歳三といった人物のキャラクターをしっかりと定義した上で、いまでも当たり前に組織の中に居る人間として描いているのが古臭い感じがせずに読める要因なんでしょうね。
近藤勇を「コンプレックスの固まりだから、ブランドに固執する」なんて設定だから…。
「虎徹」自慢が分かりやすい。

「壬生義士伝」の主人公・吉村貫一郎というのは新選組に実在した人物でしたが、ほとんど事績が知られていない南部半脱藩の地味な存在だった人物。
“人斬り貫一”と恐れられ、報奨金を稼ぐために形振り構わず人を斬り、愛する妻子への仕送りのために充ててしまうため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男を主人公に据えて、「サムライ」の物語ではなく、家族愛の物語として描いて行きます。

「新選組」の実像を初めて顕らかにした子母沢寛「新選組始末記」と同様に聞き書き形式で綴られていくのですが、その聞き役を務めるのが「新聞記者」というのがミソなんですね。
子母沢寛は新聞記者時代に新選組の生き残りや関係者にインタビューして前掲の本を著していますから…。

「輪違屋糸里」は、島原の芸妓・糸里をはじめ4人の女性から見た新選組の物語として、「芹沢鴨暗殺」事件の真相を描いて行くもの。「壬生義士伝」とは、ガラッと違う語り口ですが、女性の視点がもの凄く効果的です。「刀を持たない4人の女」がそれぞれの人生をかけて近藤や土方と闘う姿がカッコ良い!

「一刀斎夢録」は、Amazonによれば…『最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作完結篇。』ということになりますが、最後が…!

西南戦争を、明治維新を完結させるために西郷隆盛と大久保利通が仕組んだ「百姓・町人階級による軍隊」に不平を募らせていた「士族階級」を圧殺するための模擬戦争と位置づけているのが面白かったですね。

僕は司馬遼太郎から「新選組」に入ったので、子母沢寛の方はキチンと読んでいません。
そのうち、子母沢寛の三部作もキチンと読んでみよう。
# by dairoku126 | 2015-03-31 15:14 | | Comments(0)

さくら、さくら!

さくら、さくら!_e0171821_13392487.jpg
今年は開花予想よりも早く桜が咲き始めているようです。急に温かくなったから…?
昨日も、カヌーを漕ぎながら片瀬側の桜をチェックしていたら、まだまだ…という雰囲気だったのがランチを食べにDiegoに行ったついでに見たら、昨日に比べてかなり咲いてる!

その前に何カ所かチェックに行ったのですが、引地川沿いにしても河口よりは上流に上がって行った方が咲いているようです。
やはり河口の近くの方が温度が低い?
もしくは、潮風の影響なのでしょうか?

どうも内陸に入った方が、咲いているようなのでランチの後に鎌倉山をチェックに行ったら、見事に咲いてました。鎌倉山は老木が多いので、ここ数年は花の勢いが無いように感じていたのですが、今年は勢いよく咲いているような。昨年は台風の直撃も少なかったし、台風のコースが下寄りが多かったから潮風にまみれることが少なかったから…?
まだ、どこも満開には至ってませんので、しばらくは楽しませてもらえそうです。
# by dairoku126 | 2015-03-30 13:49 | 季節 | Comments(0)

びしょびしょ。

びしょびしょ。_e0171821_13325843.jpg
思っていたよりも、きれいな晴天。
そういえば、このところの天気予報は、ホントにムツかしいらしい。
過去30年のデータが適用できないほど、日本も含めて気候変動が激しいとのこと。
「ゲリラ豪雨」とか「爆弾低気圧」なんて言葉は、最近になって使われるようになったというより、以前は無くて最近になって頻発する気象現象らしいから。
びしょびしょ。_e0171821_13332310.jpg
ともあれ、今日はカヌーの乗り切れないほど練習に人が集まりました。
今年から中学生のユースクラスも日曜日になったしね。
…ということで、久しぶりにクラブの集合写真を撮りました。

いざ、練習となったら風が出てきて、海面はチョッピーな様相。
このところフラットな海面が続いていたので、久しぶりに緊張感のある海面です。
こんな時の1番、2番は大変です。うねりと共にノーズがダイブして切り裂いた波はかぶるし、走ってるカヌーからの飛沫もモロに受けることになるのでビショ濡れになります。
しかも風があるので、濡れたシャツが張り付いて寒い!
なぜか、ウォーミングアップは1番、本番練習は2番と「塩かぶり」席でした。トホホ!
漕いでも、漕いでも温まることなく、上がった時はホントに寒気がしました。
びしょびしょ。_e0171821_13333064.jpg
気持ち良く晴れていた天気も、練習が終わる頃には雲行きがおかしくなってきました。
一番上の写真と比べると、良く分かるでしょう。

これから、雨が降り出すとか…。
午後は、家でヌクヌクしていよう。
# by dairoku126 | 2015-03-29 13:54 | アウトリガー | Comments(0)

海からの「桜」

海からの「桜」_e0171821_1559927.jpg
曇りがちの朝でしたが、漕ぎ始めたら太陽が顔を出し始めました。
今年も海からしか見えない江の島の桜が、咲き始めました。
もう少し後かと思っていたら、今年は咲き始めるのが早い!
海からの「桜」_e0171821_15591963.jpg
練習会は、3つのグループに分けての練習。
正月から漕ぎ続けているグループは、ダブルハルにして長い時間を漕ぎ続ける練習。
我々は30分×2本の練習ですが、このグループはステアマンが少ないために今日もステア・シートに座りました。僕自身としてはステアで練習しなければならない技術が沢山や課題が山積みなので、今日はいろいろとトライしてみました。
海からの「桜」_e0171821_15593793.jpg
30分で稲村沖まで…。
カメラを構えると、すぐに反応するミヤちゃん(笑)
海からの「桜」_e0171821_1559281.jpg
今日は稲村沖までの往路は風が弱かったので30分漕ぐと、さすがに暑い!
富士山にこれだけ雪があるのに、裸になりたいほど温度も上がってきました。
それにしても、ちと早いような。

明日の天気は、予報を見ると悪そうですね。
雨の降り出す時間が気になります。
# by dairoku126 | 2015-03-28 16:11 | アウトリガー | Comments(0)

大島に、雪?

大島に、雪?_e0171821_15402731.jpg
寒気が戻ったようで、空気が凜としています。
おかげで見通しが良いのですが、大島の頂上付近には雪が残っているのでしょうか?
こちらが移動しても、カタチが変わらないので雪だと思うんだけどな。
大島に、雪?_e0171821_15405024.jpg
こちらも、久しぶりにパキッとした姿を見せてくれました。
こちらに雪があるのは、なんの不思議もないのですが…。
大島に、雪?_e0171821_15403597.jpg
今日は、少し風が吹いてましたが、気持ち良く30分×2本。
カラダが漕ぐことに慣れてきたせいか、それほどシンドくはない。
まぁ、寝る前にストレッチして、明日の状態がどうかで分かるとは思いますが…。
大島に、雪?_e0171821_15461936.jpg
ランチを食べた後に宅急便が着いたので何かと思ったら、2月に行った小松の料亭「長沖」の女将さんが「蕪寿司」を送ってくださいました。
食べた後に「美味しい、美味しい」と言ったら「そんなにお好きなら、今度作ったら送りますよ」と言ってくださっていたのですが、まさかこんなに早くに送ってくれるとは…。
感謝の言葉もありません。ありがとうございました。
今夜は、日本酒かな、うふふ。
# by dairoku126 | 2015-03-24 15:51 | アウトリガー | Comments(0)