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初・メガネ

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いえ、別に目が悪くなったんじゃございません。
いま、話題のPC用のメガネというのを試しに買ってみたんですよ。

親に感謝というか、僕の目は異常なほどにしっかりとしていて、齢63に至る今でも老眼にもなっていません。新聞でも、文庫本でも普通の距離で読めます。針に糸も通せます。
さすがに若い頃のように、視力検査の一番下、つまり2.0のところは見えなくなりましたが、いまだに1.2くらいの視力は保てています。
中学の頃から、毎晩ベッドの中で本を読み続けて来たのですが、一向に近視の気配もない。
遠くを見るのが目に良い!とは聞きますが、うねりのポコッとしたのを探し求めて、水平線を見ていたのが良かったのかな?

まぁ、仕事でPCを使うようになってからは、会社で一日中PC画面と睨めっこしていたので、少しだけ乱視の気味がありますが、それとて本を読むのに支障はない程度。
ただ、最近はPCの画面を見ていると目が疲れるようになってきたので、ついつい話題のPC用のメガネを使ってみようかな?という気になりました。

使ってみると、確かにギラつきを抑えてくれるのでラクはラクです。
ただ、サングラス意外のメガネをかけたことがないので、視界にフレームが入り込んでくるのが気にはなりますけど…。
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by dairoku126 | 2012-11-30 14:36 | 生活雑感 | Comments(0)

Pat Martino『ALONE TOGETHR WITH BOBBY ROSE』

e0171821_15595114.jpgこのアルバムは、パット・マルティーノが1977年~78年にかけてボビー・ローズと組んだギターDuoを今年の8月に発売したもの。未発表音源です。

自宅や練習スタジオあるいはDuoでのツアーの時のライブハウスなどでの録音をまとめたものですから音質はメチャクチャに悪い。
カセット録音かな?と思うものも含まれています。
でも、演奏そのものは凄い!のひと言。
フュージョンのバンドを解散して、4ビートへの気持ちを集中させていた時期とのことで、パット・マルティーノが脳疾患で倒れる前のもの。
1977年の『Exit』を最後に、1980年に脳動脈瘤の手術を受け、1987年に復帰するまでの空白を埋める一枚と言えるかもしれません。
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それにしても、この人はホントにウェス・モンゴメリーが大好きなんですね。
ギタリストとして、スタイルもアプローチも、まったく違うのにウェス・モンゴメリーに対する思いの深さは、2006年に発売された『Remember: A Tribute to Wes Montgomery』を聴いたときに感じましたが…。
この『ALONE TOGETHR …』でも、いきなりウェスの定番「Four on Six」から始めています。
相方を務めるボビー・ローズという人のことは、まったく知りませんでしたが、マルティーノと同じサウス・フィラデルフィアの出身で、親しい音楽仲間のひとりらしい。
どちらかというとバッキングに回っていることが多いのですが、それでも煽ってるんですね。

親しいだけに、お互い"無礼講"という感じでガンガンと刺激し合う様が聴いていて伝わって来ます。また、どちらもそれを楽しんでいるようですが…。

こちらは、今年のモントリオール・ジャズ・フェスティバルでの演奏。
コード進行を聴いていると、「Impression」のようですね。
コルトレーンの曲ですが、ウェス・モンゴメリーもよく演っていました。
僕が2006年に東京で聴いたときも、オルガン・トリオでした。
   
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by dairoku126 | 2012-11-29 17:16 | 音楽 | Comments(0)

「根付」から「けとばし」へ。

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前から行こうと思っていた根付 高円宮コレクションを見に東京国立博物館へ。
駅から上野公園に入ると、上野の山もすっかり秋の装いです。
銀杏も美しく色づいていましたが、実の方も一緒に落ちて踏まれたらしく、臭い! 
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ここには、何度も来ているので本館2階のお目当ての場所に移動。
ありました、ありました。
現代根付を中心としたコレクションですが、根付の伝統を踏まえながら、新しい感覚も加味された面白いものが並んでいる。外国人作家のものも多く、そちらも面白いものが多い。
根付は、幕末から明治にかけて来日した外国人がコレクションの対象としたようで、良いものはイギリス等に行ってしまっているらしい。以前にも、ロンドンから里帰りした展示会があったとか。ウチの奥さんは、ちゃんと見に行って「根付」の面白さに魅せられたようです。
浮世絵にせよ、根付にせよ、日本人は「美術品」とは思ってなかったんですものね。

素材は、やはり象牙が多いようですが、ワシントン条約の方は大丈夫なんでしょうか?
中には、マンモスの牙を素材にした作品が幾つかありましたが、どのような手蔓で手に入れるのでしょう。はたまた、象牙に蒔絵とか、象牙と柘植とか、複数の素材を組み合わせて味を出しているものなど見所の多いコレクションでした。
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同時に、特集陳列として根付 郷コレクション も併せて展示されていました。
こちらは、江戸時代の名品揃い。
装飾性も高いし、細工の見事さも素晴らしいもの。
どちらも、12月9日までです。
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時間があったので、それ以外のものを見て回りました。これは、大名の火事装束。
どちらにも金糸のピラピラが垂れ下がっていて、カラダを動かす度に金糸が揺れて、炎の明かりに映えたことでしょう。それにしても、派手だなぁ。
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こちらは、福島正則が所持した備前長船兼光の太刀。
国立博物館の刀剣コレクションは、平安時代の名刀工・古備前友成をはじめとして名刀が揃っているので見応えがあります。鎌倉時代以降の相州ものと呼ばれる剛直な刀も姿が良いし…。
刀を見ているだけでも、西は貴族的な姿をしているし、東は無骨な感じがするし、土地柄が出ていて面白いものです。刀工も地域・時代・環境に左右されていたのでしょうね。

博物館を出て、上野駅から御徒町方向へ。
アメ横の商店街を見て回り、時間を潰してから地下鉄で本所と深川の境・森下へ。
今日のいちばんの目的「けとばし」を食べに行きました。
そう、さくら鍋です。みの家です。
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早い時間に行ったのに、もう入れ込みの座敷には、鍋を突っつく人がチラホラ。
まずは、馬刺しから…。
馬肉を食べるのは、熊本も有名ですが、こちらではニンニク醬油ではなく、生姜醤油。
奥さんと僕とで一切れずつ食べてから写真を撮ったので、少なめに見えますね。
熊本の馬刺しに比べると、こちらの方が甘みを強く感じます。
柔らかくて、美味かった!
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そして、名物の「さくら鍋」。
八丁味噌と江戸甘味噌を合わせた「自家製味噌だれ」と醤油ベースの割下で煮るのですが、直ぐに火が通るので色が変わったら食べ頃と仲居さんに言われ、卵を溶いて待ちます。
いや、ホントに美味しかったし、暖まりました!

久しぶりの、お江戸散策、楽しい一日でした。
やはり、江戸は良いなぁ!
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by dairoku126 | 2012-11-28 14:12 | 生活雑感 | Comments(0)

二宮清純『プロ野球「衝撃の昭和史」』

e0171821_1135881.jpgこの本は、面白かった。一気に読み上げてしまいました。

「江夏の21球」としてスポーツドキュメンタリー屈指の名著となった広島vs近鉄の日本シリーズ最終戦での9回の攻防ですが、実は14球で終わっていたのではないか?
「墓場まで持って行く」と言っていた広島のサードだった三村や、近鉄の3塁ベースコーチだった仰木などの新証言から、従来と異なる視点で、真実に迫っています。このエピソードを皮切りに、プロ野球昭和史の隠された秘話が並んでいます。

長嶋の天覧ホームランが、昭和天皇の退出予定時間の3分前に出て、ゲームセットまで天皇が楽しめたこと。天皇はこのホームランのことを実に良く覚えていて、後に園遊会で天皇から長嶋に言葉をかけられ、長嶋が感激したとのこと。
そのドラマの裏に広岡の頭脳的なプレーがあり、試合時間を短くしたことなど、僕もこの試合はTVで見ていたのですが、そのことは覚えていません。

それ以外にも、同世代の元広島監督・達川が語る高校時代の江川の凄さとか、阪急・上田監督の日本シリーズでの1時間以上にわたる執拗な抗議の真相とか、日本シリーズでの近鉄・加藤投手の「巨人はロッテより弱い」発言をきっかけに巨人に4連敗を喫して西本監督がまたも"悲劇の闘将"になってしまったことなど、興味深い話が並んでいます。

二宮清純という人は、文章を練りに練るんでしょうね。この人の書くものは、実に面白い。
TVなど喋りをメインにする媒体では、あまり面白くないのですが…。
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by dairoku126 | 2012-11-26 11:26 | | Comments(0)

東海vs流経

どちらも全勝同士、勝った方がリーグ戦グループ優勝という一戦。
リーグ戦Gの試合は、ほとんど見ていないのですが、どちらも大型FWを利して楽に勝ち上がってきたんだろうな?と思わせる立ち上がり。初めて手応えのある相手とぶつかって、どちらも戸惑っているという前半の立ち上がりでした。
そのうちにFWの重さで勝る東海がスクラムで圧力をかけ始めて、徐々に自分達のペースを取り戻して来たように感じました。接点での絡み方も執拗だったし…。

案の定、そのプレッシャーが後半になって効いてきましたね。
明らかにフィットネスの差が、そのまま得点の差になってきました。
流経は後半20分過ぎから足が止まってしまい、マイボールでも攻めきれない。
無理に攻めては、相手にボールを奪われ、そのまま東海に得点を獲られてしまった。
結局、東海が昨年のリベンジを果たして34−12で勝利して、優勝。

この結果、大学選手権2ndステージで、東海は筑波と同じグループに入ることになるのかな?
流経は、早稲田と同じグループでしょう。う〜ん、どうなりますかね。
競った試合が多い対抗戦Gのチームの方が、競り勝ってしまうのでは…?
対抗戦Gの順位が確定していないので何とも言えませんが。
どちらもディフェンスに穴が多いチームに見えました。
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by dairoku126 | 2012-11-26 10:13 | スポーツ | Comments(0)

晴れた!

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パッキリと晴れました。
富士山の雪の線も大分下がって来ました。
一昨日の雨が、富士山では雪だったのでしょうね。
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寒い朝だったけど、カヌーの練習。今日も、20人以上集まりました。
4艇で、Long Slow Distance。今日は、1時間ぴったり組に入りました。
天気が良いので、稲村方面を目指します。

走り出したら、良く走る時と走らない時のバラツキがある。
途中でコーチのシュン君から「全員、目をつぶって漕いでください」との声がかかり、目をつぶって漕いでいるとカヌーの走り具合が良く分かる。
30分で稲村まで行き、ターンしてから走りながらステアが交代。
帰りは、徐々にタイミングが合ってきて、良く走るようになりました。
最後の1分というコールを聞いたときには、気持ち良く走っていました。
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この練習は、フォームづくりの意味もあるので、途中で注意されたことを後続艇を待ちながら再度チェックします。ゆっくりとしたピッチで漕ぐのは、1回1回のパドルを丁寧に、しかも正しいフォームで漕ぐクセをつけるためでもあります。

江の島沖から、最後の西浦に戻る時にはピッチが45以下というユッタリとしたものでしたが、実に良く走りました。この感覚をカラダに染み込ませると、KONAなどの長いレースも楽に漕げるようになるのですが…。ハワイアンの年寄りチームは、これが実に上手いのです。
ユッタリ漕いで、なおかつ速い!というのは、これから目指す理想の漕ぎ方ですね。
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by dairoku126 | 2012-11-25 13:29 | アウトリガー | Comments(0)

う〜、寒!

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今日こそ行こう!と思い、早起きして新聞を取りに出たら、ポツリと…! 
「?」天気予報と違うじゃないかぁ。
朝食を食べ終えて、ウェットを着るなど準備をしたら本降りになってきました。

それでも、行きました。自転車だとツライのでクルマで行っちゃいました。
4艇+OC-1が2艇。この寒さなのに、みんな熱心だなぁ、と感心しきり。
今日は1時間漕ぎたい人と、1時間以上漕ぎたい人に2艇ずつ別れての練習。
もちろん、1時間以上漕ぎたい方に参加。

川を上流のブイまで往復して、海に出て、江の島を回り込んでハーバーの白灯台でUターンして戻ると、ちょうど1時間10分くらい。今日も1番でピッチをコントロール。
今日のメンバーは、ピッチを上げると揃うのですが、ピッチの上限を抑えられているというかスローなピッチでちゃんと合わせるという練習なので、ホントに冗談かと思うほど走らず。
途中で少し上げようかとも思いましたが、それでは練習にならないので、最後まで48程度に抑えていました。意地の張り合いではないですが、揃うまでピッチをキープしていました。

ついに、最後の最後まで合わず仕舞い。こんな日もあるさ…。
それにしても、後片付けの時の風が冷たいこと。
終わって、着替えだした頃に、やっと陽が差してきました。おひさまってホントに温かい!
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駐車場に戻ったら、古いオースティンが駐まっていました。
ブリティッシュ・グリーンの色がなんとも良いんですよね。落ち着いたグリーンで…。
滋賀ナンバーだったけど、滋賀から来たのかしら?
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by dairoku126 | 2012-11-24 13:00 | アウトリガー | Comments(0)

第89回 早慶定期戦

e0171821_20545681.jpgTVの解説でも言ってましたが、11月23日に雨が降ったのは90年の歴史の中で6回目とか。
やはり、晴れの特異日だったんですね。

さて試合の方ですが、慶應が"魂"のこもった試合ぶりで湧かせてくれたのですが、最後の決め手が無かった、という一言に尽きると思いました。
前半は、それでもタックルが決まっていたし、ディフェンスで圧力をかけていたのでインターセプトからのトライが生まれたし、距離のある難しいPGを決めてリードしたまま終わるかと思っていた矢先に早稲田のスタンドオフ・小倉君にドロップゴールを決められて同点にされたのが痛かった!

ちなみに早慶戦でドロップゴールを決めたのは、この10年では初めてだとか…。
過去でも、全部で3回とか言ってました、確か…? この前のグルジア戦見てたのかな?

後半は、あと1mの壁を突破できてれば…というシーンが何回かありましたが、いかにも早稲田らしいゴール前の粘っこいディフェンスでゴールを割れず。
そして、慶應のパスミスを拾われて中鶴君に走られたりして得点を重ねられました。
中鶴君は、2年連続で3トライかぁ。マークしていても個人技で抜かれてしまう。

まさに、早慶戦だなぁ!という展開でしたね。
慶應は予想以上の善戦。やはり宮川君をスタンドオフに入れただけで、バックスの引き出しが増えて、ライン攻撃でも結構見せてくれました。
これで一人でも縦に強いバックスがいれば、もっと見せ場を作れただろうに…。
児玉君が未だにメンバーに名前を連ねて居ないのが不思議です。
1年生の時から、彼の活躍は目立っていたから、期待してしまいますよね。
別に、怪我をしている訳でもないのに…。

早稲田は、帝京や筑波を相手に、この粘っこさを出させてもらえなかったので連敗していたのですが、今日の勝利で早明戦に弾みがつくか? それとも、明治が押し切るか?
そこらが、早明戦の見所になりそうですね。
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by dairoku126 | 2012-11-23 21:18 | スポーツ | Comments(0)

特異日だと、いうのに…。

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冷たい雨が、朝から降っています。
今日、11月23日というのは特異日。晴れの確率が異常に高い日のはずなのに…。
だからこそ、ラグビーの早慶戦は最初の対戦時から11月23日と決まっていました。
第一回の早慶定期戦は1922年(大正11年)の11月23日に行われています。
そういえば、早慶戦を秩父宮ラグビー場で見ていて、雨に降られたという記憶はさほど無い。
早稲田に清宮監督が就任した年だったかな(?) いまヘッド・コーチをしている野澤ゴリがキャプテンの時に試合終了後に小雨がパラついたのは覚えていますが…。
それまでは、慶應が数年間優位を保っていたのが、もうボッコボコの30点差くらいで負けたんですよね。それで想い出したけど、あの時のゴリのディフェンスと現在の慶應のディフェンスと良く似ているんですよね。前に出ないで、待っているような…。
進歩してないのか、反省がないのか?
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…ということで、今日はヌクヌクとTV観戦で過ごします。
今朝もカヌーに行こうと思って6時半に起きたんだけど、途端に雨が降り出した始めたので、すっかり気持ちが萎えてしまいました。本降りになったから「こりゃ休みだ!」と休んじゃったんだけど、後から聞いたら練習はあったみたいです。ヤバっ!

明日は、ちゃんと行こう!!!
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by dairoku126 | 2012-11-23 11:55 | 季節 | Comments(0)

葉室麟『この君なくば』

e0171821_1504887.jpg「立冬」も終わり、今日から「小雪(しょうせつ)」。
第58候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」という昼の時間がめっきりと衰えて、どんよりとした曇りがちの日が多くなるので、虹を見る日もほとんど無くなると思う季節感を表している言葉。
そんな季節のせいなのか、このところ本を読む時間が増えてます。デジタルデトックスという言葉にハッとしたこともありますが…。

そんな中で、葉室麟の最新刊『この君なくば』を一気に読み上げました。いや、良かった!
内容としては、勤皇佐幕で揺れ動く九州・日向の伍代藩を舞台に、軽格の家に生まれた楠瀬譲は恩師・桧垣鉄斎の娘・栞と互いに惹かれあう仲であった。蘭学に秀でた譲は、藩主・忠継の密命で京の政情を探ることとなる。やがて栞の前には譲に想いを寄せる気丈な娘・五十鈴が現れる。その五十鈴は藩主の声がかりで結婚し、亡くなった前妻の妹。

激動の幕末維新を背景に、いかにも葉室麟らしい凜とした魅力的な女性がふたり。
秘かに慕いつづける栞と、自由奔放に生きる五十鈴のふたりの女性が見事に描き分けられていて、どちらにも肩入れしたくなるような魅力を感じさせてくれます。
読みながら映像化する時には…と勝手にキャスティングしながら読んでいたのですが、今の女優さんには居ないんですよね。「凜」とした知性を感じさせる女優さんが…。
世の中的には「可愛い」に流れて、「美人」という軸がなくなってしまったようだし。

まぁ。強いて言うなら、若い頃の真野響子と真野あずさの姉妹でしょうか?
真野響子が栞で、真野あずさが五十鈴というところ。
なんて勝手な想像をしながら、本を読み進んでいくのも面白いものです。
脇役だけど、開明的な藩主のキャラクターづくりが最後の最後に効いてきます。
「上司に持ちたい人」ランキングでもかなり上位に入りそうな…。

それにしても、すっかり「葉室麟」という世界を確立してきましたね。
女絵師・春香が描く博多八景にまつわる哀切な男女の恋物語「千鳥舞う」でも感じましたが、この人の描く女性は魅力的に写ります。
そこに時代小説の世界での新しい「場所」を発見したようですね。
P.S.
題名の「この君なくば」というのは、恩師・桧垣鉄斎の庵「此君堂(しくんどう)」の由来・『晋書』王羲之伝にある竹を愛でた言葉「何ぞ、一日も此の君無かるべけや」からとったもので、此君とは竹の異称のこと。「この君なくば、一日もあらじ」という言葉に栞の生き方、竹のように真っ直ぐな清々しさと、譲への思いだけで世の曲折にも耐えていく竹のしなやかな剛さをダブらせたもの。この言葉が、通奏低音のように物語の流れに響いています。
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by dairoku126 | 2012-11-22 16:21 | | Comments(4)