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日本代表vsフランス

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秋のテストマッチ月間・最終戦は、フランスに遠征してのフランス戦。
いやはや、興奮しました。
2015年W杯の南ア戦に続いて、大金星になるかと思われた試合でした。
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過去の対戦を見ても、フランスには9戦全敗。
一番点差が少ない1980年でも20点は離されています。
ただ、フランスは今年のテストマッチ5連敗中、これで負けると監督交代という話もフランスのメディアでは騒がれているようです。

会場はパリ郊外のナンテール・Uアリーナという完全な密閉型のアリーナ。
出来たばかりで、こけら落としはローリング・ストーンズのコンサートだったとか。
下は、人工芝です。試合の途中で擦り傷を作っている選手が多かった。
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主審は、イングランド協会のピアース氏。そして、線審に女性が…。
テストマッチですから、線審になるだけでも大変でしょう。
アウェイの試合でしたが、ジャッジが公正で日本にとってはラッキーでした。

さて、試合の方はというと…
日本のキックオフで始まった試合は、日本のディフェンスの出足が良く、フランスが自陣から抜け出せない。
前半5分に、田村のPGが成功して日本が専制。
その後も、ディフェンスが前に出てフランスの攻めを止めている。
かつては”シャンパン・ラグビー”と呼ばれた華麗な展開ラグビーが影を潜めたように力づくの縦突破を図るのみ。
フランスにPGを決められて同点になった後、相手ゴール前から田村がタップパスを送ると外側の堀江がトライ!
これで、リードしたものの前半は8-13で折り返し。

後半は相手のキックオフ・ボールを自陣ゴール前から繋いで、13番ラファエレがノーホィッスルトライ。この繋ぎは見事でした!
ここら辺から、フランスがさらにしゃかりきに攻め込んで、シーソーゲーム。
フランスが23-18とリードしたところで、交代で3番に入ったバルアサエリ愛がラックから飛び込んで同点。このコンバージョンを田村が外してしまい、勝ちまで持って行けなかった。
やはり、テストマッチではキックが大きな意味を持つことを改めて痛感しました。

課題だったディフェンスが、徐々に実を結びつつあります。
前半途中で日本のキープレイヤー・福岡が怪我で退場したのが痛かった。
攻守に飛び抜けている福岡や山田が居たら…と思うシーンが幾つかありましたが、それは言っても詮無いこと。レメキをはじめウィングの競争が激化するのは良いことです。


秋のテストマッチ月間を終えた印象は、強化が順調に進んでいることを確認できたこと。
この試合でも、ボールの支配率は60%を超えていました。
スクラムでも強豪国のFWを圧倒してきたフランスを相手に互角に組めていたし。
フランスの観客が沸いたのは、わずかな時間でした。
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それにしても、大きなスクリーンですよね。

by dairoku126 | 2017-11-26 13:28 | ラグビー | Comments(0)


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