Ron Carter"IN MEMORY OF JIM"

e0171821_15294387.jpgロン・カーターとジム・ホールのDuoは、幾つかの名盤を遺していますけど、これは昨年12月に亡くなったジム・ホールへのオマージュ。
本来は、今年の1月に東京のBlue Noteでジム・ホールとのDuoが企画されて居たらしいのですが、ジムの急逝でLarry Coryell, Peter Bernsteinという2名のギタリストと共に行った追悼公演でのLiveレコーディング。
メンバーは、Ron Carter (b)Larry Coryell, Peter Bernstein (g)という2ギター+ベース。

メンバーを見た時に、何故にラリー・コリエルなの?と不思議な感じがしたのですが、ライナーノーツを読んで行くと、ロン・カーターが「ジム・ホール的なものが降りてきた」と語っているように、ところどころ、以前のジムとのDuoで感じた空気感みたいなものが漂っているような気もします。
"ALL The Things You Are"という曲にしても、ラリー・コリエル自身のトリオで演っているのとアプローチが全然違う。

ラリー・コリエルというギタリストは、ゲーリー・バートンのオリジナル・カルテットの時から大好きで、ハービー・マンとの"メンフィス・アンダーグラウンド"とかスティーブ・マーカスとの"カウント・ロック・バンド"なんて懐かしいアルバムがあります。
どちらかというとアヴァンギャルドなアプローチでブッ魂消たという印象の強いギタリストなんですけどね。かと思うと、クラシックのギタリストとヴィヴァルディの"四季"全曲をDuoで演ったり。ジャンルに拘らない変幻自在なスタイルというのかな?

東芝のオーディオ・ブランドであった「Aurex」の仕事をしている時には、Aurex Jazz Festivalで来日したコリエルのリハーサルをNHKのスタジオまで見に行きました。
だけど、ジム・ホールとコリエルというのは結びつかない印象でしたが、Blue NoteのHPで見ると影響を受けたようですね。
このアルバムでもバッキングの刻み方などからも、その影響を伺えるような気もしたし…。
ジャケットの写真を見ると、白髪になってケンタッキーのカーネル・サンダースのような風貌になっているのが可笑しかった。

もう一人のピーター・バーンスタインというギタリストは、ジムの一番弟子らしいので分かりやすいのですが、ロン・カーターとのDuoということでは役不足だったのでしょうね。
それで、日本でも人気のあるラリー・コリエルが入ったのかも…。

収録曲は、ジム・ホールとの想い出の曲で選んだということから…
1.WITH A SONG IN MY HEART
2.ANOUNCEMENT 1 BY RON CARTER
3.ALL THE THINGS YOU ARE
4.ALONE TOGETHER
5.THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
6.ST.THOMAS
7.ANOUNCEMENT 2 BY RON CARTER
8.BAG'S GROOVE
…という6曲が入っているのですが、"WITH A SONG IN MY HEART"と"THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU"の2曲に関しては、僕はかなりジム・ホールのレコードを聴いている方だとおもうのですが、ジム・ホール自身が演奏したという記憶が無いのです。
ロン・カーターとのDuoのアルバムにも、勿論入っていません。
どちらの曲も、演っていて不思議は無いというくらい、あまりにも有名な曲ですが。
あるいは、演奏ツアーの時にでも遊びで演ったのかな?

こちらで試聴が出来るようです。

   Recorded:Live at Blue Note Tokyo, January 20, 2014
   
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by dairoku126 | 2014-07-02 16:47 | 音楽 | Comments(0)


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