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北へ-ねぷた村-

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午後の新幹線で戻る予定だったので、弘前城近くの「津軽藩ねぷた村」へ。
ここは、藩政時代から残る米蔵を利用した製作工房。
着いたら、すぐに津軽三味線の実演が始まるというので、見学コースを飛ばして係員の方が「山絃堂」という場所まで案内しれくれました。
女性の奏者は、先日に行ったライブハウスで中心となっていた方のお弟子さん。
客は我々夫婦2人だけだったのですが、演奏前から津軽三味線のこととか、修行の話など語ってくれました。女性奏者とはいえ、全国大会A級チャンピオンの腕前を持つだけに、演奏が始まると凜とした音色は流石です。
時には激しく、時には繊細に…表情豊かな演奏でした。

演奏が終わってから、逆戻りしながら「ねぷた村」の内部をじっくりと…。
高さ10mの大型ねぷたが置いてあり、内部の骨組みを見学もできるし、係員が説明をしてくれたり、笛と太鼓のお囃子の実演もしてくれます。
青森の「ねぶた」と弘前の「ねぷた」の違いなども説明してくれましたが、弘前の方がお行儀が良いのは「お殿様」が居る街だからと、ちょっと優越感を感じさせる説明。
そういえば、地元の人が集まる珈琲店でも、聞くとはなしに地元の人の話を聞いていると青森との対抗意識は強いようです。そんなところも、松本と長野の関係に似ているのかな?
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また「津軽塗」「こぎん刺」「こけし・こま」「津軽焼」「津軽錦絵(ねぷた絵・凧)」など津軽の誇る工芸品の製作コーナーでは、それぞれに職人さん達が練達の業で実際に製作し、販売もしています。
外から見た時には、よくある郷土のお土産屋さんだとばかり思っていたのですが、いやいやなかなかに充実した時間を過ごすことが出来ました。
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弘前で足として活躍しているのが、100円の循環バス。
ほとんどの観光スポットにも行けますが、地元の人の便利な足としても使われているようですね。だから、乗客は地元7、観光客3くらいの割合でしょうか。
まぁ、この冬の季節に来る酔狂な観光客も少ないようですし。
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ということで、弘前から特急津軽で新青森へ。
新青森からは新幹線で帰って来たのですが、車窓から眺めていると新青森から十和田、八戸と進んで行くうちに雪の深さが変わってきます。海の影響なんでしょうか?
弘前から新青森にかけての津軽地方は、本当に雪深いところなんですね。

楽しい旅でした。
by dairoku126 | 2014-02-22 11:05 | | Comments(0)


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