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「地球最後の日に…」

「今日死ぬとしたら、何して過ごす?」昔からよくある質問ですよね。
大切な人と過ごす、全財産を使って豪遊するなど色々な答えがあるだろうが、迷わず「サーフィン!」と答えるサーファーも数多いのでは…。

『Apocalypse Later, Surf Now(地球滅亡よりも今はサーフィン)』と題された2分あまりの動画がYou Tube上でアップされ、そのクオリティの高さが高く評価されているとか。
この動画は、ロサンゼルスの海で防水カメラを使い撮影したビデオに、MayaやAfter Effectなどの映像編集ソフトを使用して映像処理を施したもの。

地球が終焉へと向かう中、暗い海をサーファーらが静かにパドリングで進んでいく。
その頭上を無数の飛行船が飛び、空から灰が舞い降りる。
炎をまとった隕石や飛行船が、黒煙を上げながら次々に落下し、荒波を立てる。
サーファーらはその波に乗り、滑るように海面を進んでいく。
大崎のレギュラーに似た、リーフの良い波ですよね。

制作意図として「地球滅亡の日を、愛する海で好きなサーフィンをして迎えようと決めた人々を描いた」と作者は説明しているとのこと。
地球滅亡の要因は、観る人がそれぞれ解釈できるよう、あえてストーリー描写は避けたとか。
でも、なんとなく人類に下った最後の審判というイメージで、その昔に見た「天地創造」という映画(アメリカとイタリアの合作映画。黛敏郎さんが映画音楽を担当した)の中の「ソドムとゴモラ」という物語を想い出しました。
やはり、西洋人にとっての「滅亡イメージ」というのは聖書から離れられないのでしょうか?
コッポラ監督の「地獄の黙示録」にも、サーフィンをするためにベトコンの前哨基地を襲撃するヘリ部隊のシーンというのが出てきますが、それにも似ているような…。

このショート・ムービーをiMacだけで仕上げてしまった作者の力量には、脱帽です。

  
by dairoku126 | 2012-01-24 14:36 | 波乗り | Comments(0)


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