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日本のメディアが伝えなかった言葉

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すでにTwitterやFacebookで、ご覧になった方も多いと思いますが、あまりにも素晴らしいメッセージなので、転載させてもらいます。
発信元は@SaveJPN「 心は日本(でも在米)」という方が書き込んだものらしい。
なでしこジャパン、女子サッカー日本代表キャプテン、澤穂希選手が、試合後に現地メディアのインタビューに答えた記事を日本語に訳してくださったもの。

澤選手のコメント:
“We knew that what we were doing here could be about a little more than just a football tournament. If winning this makes one person, someone who lost something or someone or was hurt or damaged by the events that touched our country, feel better for even one moment, then we have really achieved a most special thing. If it makes everyone happy and joyful and gives them a reason to cheer after such difficult times, then we have been successful. Japan has been hurt and so many lives have been affected. We can not change that but Japan is coming back and this was our chance to represent our nation and show that we never stop working. This is like a dream to us and we hope our country shares it with us.”
 
「我々のしていることは、ただサッカーをするだけではないことを、意識してきた。
我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に特別な事を成し遂げた事になる。
こんな辛い時期だからこそ、みんなに少しでも元気や喜びを与える事が出来たら、それこそが我々の成功となる。
日本は困難に立ち向かい、多くの人々の生活は困窮している。
我々は、それ自体を変えることは出来ないものの、日本は今復興を頑張っているのだから、そんな日本の代表として、復興を決して諦めない気持ちをプレイで見せたかった。
今日、我々にとってはまさに夢のようで有り、我々の国が我々と一緒に喜んでくれるとしたら幸いです」

 
このように素晴らしいメッセージを、なぜ日本のメディアは日本人に届けないのでしょうか?読んでいて、本当に胸が熱くなりました。
にもかかわらず、凱旋帰国した途端に、TV局をたらい回しのように回らされて、まるで芸人のようにつまらない質問に○や×で答えさせられるなど、アスリートへの尊敬というより、バラエティの出演者のような扱い。こんな深い思いで戦ってきたことなど、どこ吹く風の軽薄さ。
日本のマス・メディアが、ここまで堕落したのかということを思い知らされました。
単なる視聴率獲得のネタでしかないのか? 他局に出るなら、ウチにも出て…ということだけで、どこも突っ込んだ話はなし。というか、そのレベルの話が出来る人間が居ない。
"笑っていいとも"でタモリが一番にした質問が「TV局を回されてウンザリしている?」というものだったのは、番組のプロデューサーへの警告だったのでは…?

マスコミが届けようとしないなら、せめてこうして情報を知った我々が、澤選手のお手伝いができれば、と思いました。名は体を表す、という言葉通り、あなたは日本人の"誉れ"です。
by dairoku126 | 2011-07-21 09:20 | スポーツ | Comments(0)


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