dukeが2日間で200km以上を23時間で漕ぎきって、昨日葉山の大浜海岸にゴールした。伴奏艇からTwitterで実況が入るので、どこら辺を漕いでいるのかは分かってましたが、やはり大島周辺の海域はすさまじい状況だったようですね。
僕も友人のクルーザー(Volvoの300馬力×2)で新島に渡る際に何度も、あの海域を通りましたが穏やかだったことは殆どない。島の周りを潮流が複雑に流れていて、しかも干満によって流れの向きが変わったりする難しいところです。
そこをOC-1で漕いで渡る技術は、それだけで凄いものです。その様子は、大浜で父親のチャレンジを見守っていた
息子のブログに動画がありますので、ぜひ見てください。
それと、もう一人
Kazuさんのことを忘れてはいけないですね。
彼は2007年のホクレア日本航海の時に、沖縄から日本海域の水先案内人として伴走船カマ・ヘレに乗り組み、関門海峡などの難所を乗り切って来ました。彼の経験や知識や人格に惚れ込んだナイノアに指名されて、ホクレアのナヴィゲーターになるべく訓練中です。
すでにPVSの次のミッションであるWorldwide Voyageのクルーとして
プロフィールが紹介されています。彼ほどプロのSailorとして世界中の海域を知り尽くした男はPVSの中にも居ないので、ナイノアが彼に目をつけたのも分かります。
現在は、ホクレアの訓練プログラムに参加中で、23日にカウアイ島に向け出航、以降、カウアイ島〜モロカイ島、モロカイ島〜ハワイ島を、それぞれの担当島クルーたちと一緒に8月中旬までにこなす予定とか。彼からのメールによると「
クルーの若手はすでに高校生が中心で、タジタジです。でもね、ハワイアン以外の人種であっても、年配者、海の先輩を非常にリスペクトしてくれる若者たちで、気持ちのいい航海を共にできます。
今回の一連のトレーニングは、ドライドック入り前の、オアフ島以外のチーム(カウアイ、マウイ、ハワイの各島)によるホクレアトレーニングで、カレパ(チャド)バイバイヤンが全体を指揮しています。マウのことで、セレモニーなどが加わるかもしれないが、計画全体に変更はない、とカレパとナイノアが言っています。」
ホクレアも、次々に若い世代に受け継ぐ準備をしているようですね。
こんな凄い友人に比べて、ぶり返した風邪に悩まされている自分がもどかしい気もしますが、まぁ出来が違うので、マイペースで行くしかないですよね。