鵠沼トラブルに関して…

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今日、カヌーの帰りにNPOの副理事長・小田君に会ったので、今回のトラブルに関してNPO側からの話を聞きました。また、僕の書いてきたことが一方的だとも抗議を受けました。
ですので、今回は両者の言い分を聞いた上で話を整理してみようと思います。

そもそもの発端は、藤沢漁協側のNSA(日本サーフィン連盟)藤沢支部に対する不信感に端を発するようです。地引き網の操業中に網子(網を引っ張る人)や「ながらみ」漁をしている漁業者にサーファーが衝突したりの事故が絶えないこと。海・浜ルールの遵守及び指導をNSAに申し入れたが、何のアクションもしていない。また、数年前に中学生が鵠沼海岸で遭難する事故があり、保護者やPTAをはじめ、海上保安庁、消防署、漁協が必死に捜索活動を行っている時に協力をしないばかりか、捜索場所に隣接した場所で平気で音楽をガンガンかけながらサーフィン大会を開催したことに「海の男」として憤りを感じたこと。
さらに、大会の開催に関して、海・浜ルールで「協議すること」と定められているのに一方的に「やりますよ!」と電話連絡だけで済ませてきたこと。
などなど、良識にもとるような行為が積み重なったので「良識をもって、やってくれそうなNPO」に「なんとかしてくれ」と、頼んだというのが経緯のようです。

また、小田君の考えとしては、昔からここでやって来たといえ、海水浴期間に大会をスケボーパーク前でやると、一般サーファーの行き場がなくなり白杭と引地川河口及び地引き網の地域に膨大な人が集中して事故・トラブルが絶えないので、大会の開催場所は海水浴期間中ならば不便でも少しズラした方が良いのではないかというもの。これも正論です。
確かに、ここまでのことを聞くとNSA側を信用したくないというのは分かりますが、なぜトラブルになったのかということを考えてみると、ひとつには「海・浜会議」という協議体があるにも関わらず、漁協がボードメンバーではないNPOに頼ったこと。
また、漁業権なんてものを持ち出して来たことです。
海・浜ルールには漁業法第143条による罰則規定が書かれていますが、こんなことを持ち出すよりスポーツマンとしてのモラルの問題として会議にかけ、改善を求めた方が良かったのではないかと思います。
それと、海・浜ルールそのものが一般のサーファーにどれだけ認知されているのでしょうか?
海水浴期間中は白杭から辻堂側で波乗りするというルール自体は、僕がNSAの運営委員をやっていた40年以上も前に観光協会から許可をとって藤沢警察に届け出たものです。
その際に、人命救助には率先して協力することが条件になっていたと思います。
当時のことですから文書で残すということは無かったのですが…。
また、一般サーファーが多すぎてNSA側が対処できないのであれば、藤沢市サーフィン協会だってボードのメンバーに入っているのですから、そちらが責任を持って広報活動なりルールの普及活動に務めるなどやり方は他にいくらでもあったのではないでしょうか?
むしろ、こちらの怠慢が責められるべきだと思いますが…。

論点を絞っていけば、漁業者が問題にしているのは…
サーファーのモラルの問題はもちろんですが、大会の開催場所や開催にあたっての漁協との「協議」をおざなりにしている=自分たちが軽視されているということです。
やはり、この問題は両者が歩み寄って、円満な解決を図ることを第一義に考えた方が良さそうです。

そこで、私案ですが…
1.海・浜ルールの周知徹底を図るために、地引き網の船が置いてある場所に看板を設置する。
2.また、地引き網の開催場所に旗竿を設置して、操業中には目印の赤い旗を目立つように掲揚する。(ルールでは、赤い旗が出ている時は、サーファーは漁業者の邪魔にならないように…と明記されていてますが、漁業者側もサボっていたらしい)
3.NSA側も海水浴期間中は大会の開催場所を、考えても良いのではないか?
確かに、40年以上もスケボーパーク前でやってはいますが、40年前とはサーファーの数も格段に違います。その当時は一般サーファーなんて、ほとんど居なくてサーフィンをしている=NSA傘下のどこかのクラブに所属しているものばかりでした。そろそろ、既得権にしがみつくことなく謙虚に開催場所を考えてみても良い時期になっているのでは無いでしょうか。
僕等の時にも、鵠沼で波が無くて急遽、馬入で支部予選の大会をしたこともありますから。
大会規模も当時と比較にならないくらい大きくなって、音響機材の運搬も大変でしょうが、あの音自体が近隣住民の迷惑になっていることも考えてください。
4.大会の開催については、必ず漁協側に文書で確認を取る。
これも、慣習によらずに新しいルールを作ってみた方が良いのでは無いでしょうか。
昔は、大会規模も小さかったから確認を取るなんてこともしませんでした。
この前の、会議で「合意するのに金なんていらないよ」と漁協側も言っているのですから。
5.NSAや藤沢市サーフィン協会は、もっと海・浜ルールの周知徹底に努力を払うようにする。
試合や大会の開催だけが関心事になっているように見受けられますが、それだけがNSAの仕事では無いはず。日本におけるサーフィン発祥のビーチとしてマナーも含めて(波質だけは、どうにもなりませんが)リーダーシップを発揮してもらいたいものです。
6.そして何よりも、海が「利権の場」とならないよう「海・浜会議」がしっかりとした調整期間として機能することです。

小田くん達のNPOは、調整を「海・浜会議」に任せて、自ら定款に掲げているように、また彼が語ってくれたように利得を求めずビーチの健全化に向かって邁進してもらえれば言うことありません。居心地の良いビーチにしたいのは、誰しもが願うことですから…。

今朝は、KONAの練習のため6時半集合。富士がクッキリと鮮やかでした。
南風が結構吹いていましたが、沖に出て行くと風が心地よく、ノンストップで50分間漕いでましたけどチームワークが乱れることなく良い練習ができました。
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by dairoku126 | 2010-07-17 13:06 | | Comments(2)
Commented by matsu-honu at 2010-07-17 14:07 x
やっぱり話は双方から聞いてみないと分からないですね。悪意が無かったことにホッとします。
Commented by dairoku126 at 2010-07-18 22:51
matsu-honuさま
できれば、このまま良い方向に向かって欲しいものです。


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