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ジミー竹内

ジミー竹内_e0171821_12282016.jpgジミー竹内氏が、逝去されたとの記事が出ていました。
79歳だったそうですから、天寿をほぼ全うされたようですね。
僕がジャズを聴き始めた頃に、原信夫とシャープス&フラッツで大活躍していましたが、切れのあるドラミングとカッコ良さでジョージ川口氏と人気を二分していました。
14歳から進駐軍回りを始めたのが、プロでのスタートと言いますから天才少年ですね。
原信夫とシャープ&フラッツ、小原重徳&ブルーコーツ、渡辺晋&シックスジョーンズ、鈴木章治&リズムエース、そして自己のバンド・ファイブスター、セブンスター等、名門バンドのリズムの要を務めた。また、東芝レコード「ドラム・ドラム・ドラム」シリーズでは12年間LP100万枚を突破し大ヒットを続けた。その後は、世良譲トリオに参加するなど日本のジャズ界の王道を歩み続けた。
ジャズはもちろんのこと、なんとスクールメイツとの共演したレコードも発売されている。
AMAZONで検索するとジャズ、R&B、ディスコなど幅広いジャンルのCDが並んでいます。
バディ・リッチジーン・クルーパと同様に「魅せるドラマー」で、スタイリッシュなプレイ振りはビッグバンド・ジャズ好きなドラマーの憧れの的でした。
曲の決め所で見せる歌舞伎の六方を思わせる所作が、ピタリと決まると、見ているこちらまでゾクゾクさせるようなカッコ良さが人気の秘訣だったのでしょう。
同時に、ドラム教室も人気が高く、代官山Lezardでプレイを楽しんでいる方の中にも「ジミー竹内の弟子だった」という人もいます。
こちらのYou Tubeを見ていただけるとジミー竹内氏の映像からスタートしますので…。
ドラムのイントロから始まって、歌に対してバックは倍のリズムを刻んで行き、サビから4ビートのスイング感たっぷりというアレンジですが、そこの切り替えの妙や、歌のバックで聞こえてくるシンバル・レガートの「切れ」の良さが、メリハリの利いた彼のプレイの持ち味でしょうね。弘田美枝子も歌いやすいのでしょう、キモチ良くスイングしています。
Pearlのドラムの専属で、彼が居たおかげでPearlを買った人も多いのではないでしょうか?
いまだにPearlのスティックで「ジミー竹内」モデルというのがあります。
前にドリフターズの加藤茶が、自分の宝物としてPearlのドラムをTVで紹介していたことがありました。下の映像は、最後の1分くらいからドラムソロが始まりますが、いや大したものです。

   
by dairoku126 | 2009-12-30 12:49 | 音楽 | Comments(0)


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