結婚記念日は5月6日なのですが、今年は休日とぶつかったので昨夜夫婦で食事に行ってきました。茅ヶ崎の
鳥海さんのレストランというのが恒例だったのですが、今年は3月に仕事仲間と行った赤坂の
「阿部」の料理が絶品だったので、リタイヤ記念及びこれまでの感謝の気持ちを込めて赤坂での食事にしました。それにサントリー美術館の「薩摩切子」展も見ておきたかったので、早めに家を出てまずはサントリー美術館へ。これは、見事なものでした。
ミッドタウンを出て六本木の交差点に向かうと、空には虹が…。
赤坂の方に戻って、予約時間より少し早めだったものの食事スタート。
「じゃが芋のムース」に始まって、お椀もの、造里、焼き物・八寸と来て、メインは「伊佐木と帆立のファルシー」これにご飯ものとして煮穴子を赤飯の中に入れて柏の葉で巻いて柏餅風に季節感を出したものに、孟宗汁。お腹がパンパンになるぐらいしっかりとした内容でした。最後に甘味3点(シュークリーム、米をポン菓子風にしたものをチョコレートで固めたもの、スイカ)で締め。男にしては食の細い私など、シュークリームを半分ほど残しました。ましてや奥様はご飯ものあたりでギブアップ気味。でも、さすがにミシュランの星をもらっただけの味で、最後まで口に運びたいと思わせる内容でした。
思えば23歳で結婚して、今回が37回目の結婚記念日。
よくぞ、ここまで!という気もしますし、好き勝手ばかりやってきた亭主のメンドーだけでなく、子供達を育て上げることまでお願いして来ちゃったからには、こんなことで感謝の意を尽くせるとは思いませんが、38年目以降もよろしく!!!というムシの良いお願いを胸の内でつぶやいたダメ亭主でした。
鵠沼海岸駅から歩いて帰るとき、ジャスミンや新緑の香りが雨上がりの湿った宵闇の中に潜んでいて、六本木交差点の澱んだ空気との違いに、鵠沼で生活する良さを改めて噛みしめてしまいました。